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今回は「大人の吃音、どもりの原因について」知りたい方へ、なぜ吃音は発症されてしまったのか、さらに吃音はどのような時に増えるのかについて幅広くお話ししていきます。

 

「大人のどもる原因って何だろうか?」

「吃音が発症される原因に親の遺伝や受け継いだ体質って関係あるのか」

「吃音って障害に分類されるのか、されるとしたら精神障害?発達障害?」

 

もしもあなたがこんな疑問や問題を抱えているなら、この記事を最後まで読んでみてください。

どのようにして吃音になってしまったのか吃音は障害なのか、を知ることができます。

 

最初にお話ししておきますと、「真似から始まる」、「左利きを右利きに矯正したから」、「母親のしつけの問題」と昔から唱えられていた吃音の原因がありますが、今現在はこのような考え方は否定されています。

 

ですので、自分の吃音の原因は親のせいだ、昔自分が変な話し方を習得したからだ、というマイナスなことを抱えるのは今日この瞬間に手放して行ってくださいね。

【どもる原因・大人】吃音の特徴や症状はどんなものなのか?

 

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言葉は多くの人にとっては「思ったらすぐに出る」ものですが、中には言葉の出し方が一筋縄では行かない人がいます。

「うれしい」と言おうとしているのに、「うううううれしい」と、つっかえて出てくる。

 

あるいはそもそも最初の「う」が出ない。

こんなふうに、思ったのとは違う仕方で、言葉が体から出てくるのです。

 

これが「吃音」と呼ばれる症状で、「吃音症」「どもり」と言われることもあります。

主な吃音の症状はこの2つ!

 

1.「連発」

先ほど説明した上記の「最初の言葉を繰り返す」症状になります。

 

2.「難発」

こちらは、この連発が起こることを回避する為の対処法であり症状です。

「うれしい」が「うううううれしい」になるのを避けようとして、そもそも最初の「う」が出なくなるのです。

 

幼児は「連発」が多く、成人になると「難発」が圧倒的に多くなります。

このように症状のタイプは変化していき、吃音者は喋る言葉の2割はどもりますが、8割は流暢といえます。

そして、言葉の出だしのタイミングが合わない、最初の言葉でどもることが多いのです。

 

※割合的にかなり少ないですが、最初の言葉が伸びてしまう、「伸性」という症状もあります。

こちらは、「うれしい」が「うーーーーれしい」となって出てきます。

吃音の特徴

 

次に吃音の主な特徴について紹介していきます。

吃音の主な特徴は下記の通り

 

  • 言いたいタイミングで言葉が発しづらい
  • 言いにくい言葉と言いやすい言葉がある
  • 吃音の調子の波がある
  • 歌う時はどもらない人が多い
  • 注意されたり、プレッシャーがかかる場面になるとどもりやすくなる。
  • 大人になるにつれて、タイミングを合わせることができ、吃音は軽減していく傾向がある

 

いつもどもっているのではなく、周りの環境に左右されたり、誰かと一緒に文章を読んだり、メトロノームに合わせて文章を朗読したりすると症状が出ないことも多いのです。

 

 

 

 

参考:どもりの治し方!吃音・どもる人の性格から読み取る大人の治療方法完全版!

【どもる原因・大人】吃音は精神障害?発達障害に分類されてしまうの?

 

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吃音は話し方の「クセ」、「個性」のひとつですが、法律的、医学的に一定の線引きをしない限り、支援や治療の対象が無制限に広がってしまうので、そこで「障害」や「病気」として捉えることもあります。

吃音を障害として捉えることに抵抗があるひとは少なくないでしょうし、私自身もそう思っているひとりです。

 

しかし、障害と捉えることで、より適切な支援を公的に進めてもらえるというメリットもあるということ。

発達障害者支援法に吃音もひとつの障害として分類されており、吃音が支援対象になること自体、まだまだ知られていないというのが実情。

 

発達障害支援法とは、脳機能の発達が関係していて幼少期から起きてくる障害を持つ人に対し、国や自治体が責任を持って適切な支援を行なっていくことを定めた法律。

 

自閉症やADHD、LDの診断には専門的な知識が必要ですが、吃音は周りの人が寛易に判断できますので、「うちの弟、もしかして吃音症かも」と思って受診やカウンセリングを受けた場合、まず間違いなく吃音症と診断されます。

 

医療機関で言語療法などを受ける前には診断書が必要で、診断書を出すことで、学校や職場などで特別な配慮を求めやすくなることもある。

 

法律で支援対象とされている以上、吃音の悩みは、個人の問題ではなく、国や自治体が積極的に対策を進めていくことが望まれる。

 

 

 

参考:吃音者は障害者手帳を持てる?メリット、デメリットを徹底解説!

参考:成人吃音を病院で治療する前にチェックしておきたいこと!治し方は正しい?

【どもる原因・大人】吃音の原因とは?遺伝や体質が関係している?

 

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吃音には、小児期に他の原因となる疾患がなく起きる発達性吃音と、疾患や心的ストレスなどの原因で起こる獲得性吃音があります。

下記ではそれぞれの特徴をまとめてみました。

 発達性吃音

 

小児期にみられる吃音のほとんど、成人でも9割以上の吃音は発達性吃音です。

過去の私もこの発達性吃音に当てはまります。

 

発達性吃音は、幼少期の頃に発症することが多い発達過程の症状で、成長するにつれ自然治癒する人も多いと言われています。

その後に渡って症状が残る場合に考慮される原因として、遺伝的要因、発達的要因、環境要因などがあり、これら様々な要因が関わっていると考えられていますが、詳しいことはいまだに不解明。

 獲得性吃音

 

一方、獲得性吃音には主に2種類あります。

 

獲得性神経原性吃音】

→神経学的疾患や脳損傷などにより発症

 

獲得性心因性吃音】

→心的なストレスや外傷体験に続いて生じる

 

どちらも発症時期は主に青年以降(10代後半~)とされています。

 

吃音の原因として昔から様々なことが唱えられてきました。

思い浮かぶのは、「真似から始まる」、「左利きを右利きに矯正したから」、「母親のしつけの問題」などでしょうか。

 

しかし、今現在のところこういった考え方はその後の研究者の研究により否定されています。

ですので、冒頭でもお話ししましたが、自分の吃音の原因は親のせいだ、昔自分が変な話し方を習得したからだ、というマイナスなことを抱えるのは今日でオサラバしてください。

 

吃音の発症は多くは突然来るもので、発症直前の出来事や周りの環境と関連づけて罪悪感を抱きがちですが、そんなものは所詮後付けのもの。

後付けのきっかけ探しには何の意味もありませんしね。

 

 

 

 

参考:吃音は遺伝する?家庭環境から脳の働き方まで徹底追求!

参考:「どもりってうつる?」吃音の症状によって周囲に影響はあるのか?

吃音がある人は左脳よりも右脳の活動が盛ん

 

言語に関与する言語中枢は左脳にありますが、吃音のある人は吃音のない人に比べて左脳の活動は低く、かわりに右脳の活動が盛んになっているという傾向がみられます。

 

また、通常右利きの人は、99%左の脳に言語中枢があり活動が盛んですが、左利きの人は右側の脳が盛んであることもあります。

このことから、左利きから右利きへの矯正が何らかのエラーを起こして吃音の原因と言われてきたのかもしれませんね。

 

吃音の有無による脳の働き方の違いが吃音にどう繋がるのかが実際に今現在解明されていなく、吃音はまだまだ不可解な面も多いのが実情。

 

ですが、左脳の活動が盛んであることから、吃音の人は他の人と比べて言語発達が良く、沢山の言葉を知っており、文章を考えたり、読んだり、書いたりする能力も高いと言えます。

 

「真似から始まる」、「左利きを右利きに矯正したから」、「母親のしつけの問題」なんかではなく、頭の中で一気に増えていく言葉に、口が付いて来られないために吃音が発症してしまうのでは、という研究結果も出ているほど。

 

ですから、吃音になってしまったのは親の責任だ、自分の脳は何か障害があるんだと思ってはいけません。

むしろ自分は、「頭が良すぎて吃音になってしまったんだ」とポジティブに捉えてしまった方が良いくらいです。

 

 

 

参考:吃音の人が天才かもってご存知ですか?理由を徹底解剖!

【どもる原因・大人】あなたの吃音を増やす要因

 

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誰しも驚いたり、感情が高ぶったりした時などに、言葉がスムーズに出てこなくなるという経験は、吃音でなくても起こりうること。

しかし、吃音がある人はこのような心理的影響を非常に受けやすいと言われております。

 

吃音がある人にとって、あなたは何が一番ストレスになるのかご存知ですか?

・・・そう、周囲の反応ですよね。

 

ただでさえ、周囲が自分の話し方に否定的な反応を示したら、話しにくくなっていきますし、否定的な反応が吃音の症状を増やしていきます。

要するに、吃音の症状の増減は周囲の反応次第とも言えるのです。

 

周囲の反応によって吃音がある人が、どのような影響を及ぼすのか下記でお話ししていきますのでじっくり読んでみてください。

ストレスの積み重ねが吃音を増やしてしまう

 

言葉がつっかえたり、詰まったりする吃音は本人が意図して起こしてるのでもなく、起きるわけでもありません。

聞き手がいる場面で話すとき、相手の反応が「今の話、面白いね!」「カッコ良かった!」「すごく良い!」と褒められたりしているときは吃音の人は比較的に流暢に話すことが出来ます。

 

これはプラスの反応が吃音の人の話し方に強化されて、良い循環になっているからです。

では、逆はどうでしょうか?

 

聞き手がいる場面で、言葉をくり返したり、詰まったりする吃音の症状を出してしまって、相手が「笑う」「真似する」「びっくりする」「せかす」「さえぎる」「話し方を注意する・叱責する」ということをされてしまった場合、吃音の人にマイナスの反応が起きてしまい、吃音の症状がひどくなってしまいます。

 

これは先ほどのプラスの反応の逆で、マイナスの反応が吃音の人の話し方に強化されて、悪循環になってしまっているのです。

さらに、マイナスの反応がもたらす影響はプラス反応の5倍も強いと言われています。

 

ある行動が、その結果として起こる周囲の反応によって、ますます起きやすくなる現象を、心理学用語で「オペラント学習」と言います。

話し方にも、この現象が起きていることになり、周囲の否定的な反応は症状を増やすもとになります。

 

吃音の症状を増やさないためには、このマイナスの反応をできるだけ排除していくよう、取り組んでいくことが何よりも大切。

どもることに敏感になってくると出てくる「予期・不安」

 

どもることに敏感、心配になっていくと、吃音がある人特有の発話の予期不安が現れていきます。

昔から、滑らかに話せないことで、「ストレス」を積み重ねていると、「どもるのは悪いこと」という思いが本人に刷り込まれてしまい、下記の様に吃音の悪循環が始まってしまいます。

 

吃音、どもること=悪いこと

「どもりたくない・どもったらどうしよう」

(予期・不安)

吃音の症状を隠す努力をする、努力し続ける

(吃音を隠す工夫で主に「言い換え」が代表的なもの)

「また、どもってしまった。なんで自分はこんなにどもるんだろう・・・」

(落ち込み/劣等感)

吃音、どもること=悪いこと

・・・・・・無限にループしてしまう。

 

吃音の人が感じる話す前の不安は「どもるのは悪いこと」という前提の中から生まれ、うまく話すことが出来なかった時に経験してきた周囲の否定的な反応によって、そうした思いを強めてしまいます。

 

吃音が目立たなくなることで話すことに自信がつけば、工夫にも意味はありますが、必ずしもうまくいくことばかりではありません。

 

このように、「回避」や「予期・不安」などによって「また、どもってしまった。なんで自分はこんなにどもるんだろう・・・」と自己嫌悪を繰り返さないためにも「どもってもいい!」という強くな心を持たなければいけません。

 

 

 

参考:吃音とストレスの関係性について。吃音の症状を増やす要因は一体何?

まとめ

 

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吃音には、小児期に他の原因となる疾患がなく起きる発達性吃音と、疾患や心的ストレスなどの原因で起こる獲得性吃音がある。

 

ほとんどの場合が発達性吃音で、成人まで吃音が残っている場合に考えられる原因として、遺伝的要因、発達的要因、環境要因などがありますが、詳しいことはいまだに解明されておらず、否定されています。

 

また、症状の度合いや吃音に対する個人の捉え方も様々ですが、一定の線引きをしない限り支援の対象が限定できないことから、場合によって吃音は発達障害や病気として捉えることも。

あなた自身が、認めたくないと思えば吃音はただの話し方の個性なんですよね。

 

して最後に何度も言いますが、自分の吃音の原因は親のせいだ、昔自分が変な話し方を習得したからだ、というマイナスなことを抱えるのは今日でオサラバするべき!

 

 

 

参考:どもりの治し方!吃音・どもる人の性格から読み取る大人の治療方法完全版!

 

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