自分,名前,噛む,言葉,出てこない

 

「自分の名前を頻繁に噛んでしまうんだけど、これって一体何なのか?」、「噛むというより言葉が詰まっている感じ・・・」
 

職場の電話応対や、自己紹介の場面、掘り起こしてみれば幼い頃から自分の名前や、言葉を発する時に頻繁に噛んでしまうという人、そしてその原因は一体何なのか、と疑問を抱いている人は少なからずいるのではないでしょうか?

 

私自身も実際にこのような疑問を成人するまで抱えていましたし、「自分は生まれつきこんな話し方なんだ・・・」とずっと思っていました。

 

まずはじめにはっきり言っておきますと、あなたは「吃音症」の可能性が高いです。

このように、病院などで「自分、吃音かも」と思って受信した場合、ほぼ間違いなく吃音と診断されます。

 

しかし、吃音症とはいえどのようなことで頭を抱えているのかは一人ひとり異なっていくのですが、その中でも特に多いのが、電話応対で名前が言えない、言葉が詰まってしまうこと。

 

ということで今回は、自分の名前を噛む…言葉が出てこない、頻繁に噛む理由とはについてお話しした上で、電話応対の克服方法も合わせて紹介していきます。

自分の名前を頻繁に噛む理由とは一体何なのか?

 

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「自分の名前を頻繁に噛んでしまう、詰まってしまう・・・」

冒頭でもお話しした通り、あなたは「吃音症」の可能性が非常に高いです。

 

吃音症とは、一言で言い表すと、「言葉を滑らかに発することができない話し方」と言ったところでしょうか。

吃音は言葉を覚えていく年齢で発症しやすい傾向があり、一般の人が「ありがとう」とタイミングよく話すことができるのに対し、吃音を抱えている人がタイミングがずれてしまうと以下のように吃音の症状を出してしまいます。

 

ということでこの項目では、吃音症の症状の種類について紹介していきます。

あなたはどの症状の種類に当てはまるでしょうか?

吃音の症状のタイプ

 

連発

 

極端に言えば連発とは「最初の言葉を繰り返す」症状のことで、吃音の症状としてはもっともよく知られたもの。

「ありがとう」と言おうとしたが、「あ」から「り」への発音がスムーズに行かず、「あ」でしばらく空回りが生じる。

 

結果、「ああああありがとう」のような最初の言葉を連打した言い方になってしまいます。

難発

 

次に、連発と並ぶもう1つの吃音の主要な症状、「難発」について。

吃音がある人は、幼い時、子供の時の症状は主に「連発」中心ですが、多くの場合、この「難発」を獲得し、「連発」と「難発」の両方を持ち合わすように。

 

自分の話し方を客観的に見れるようになったり、その話し方を評価したり、叱責したり、からかったりする他の人の視点が無意識に自分の中にインストールされるようになっていくと、次第に吃音の症状を「隠したい」と思うようになります。

 

連発のように「ああああありがとう」と無理やり発音するのではなく、むしろそれを隠すようになる、その結果生じるのが「難発」。

一言で言えば、「言葉が出ないこと」で、特定の言葉で言葉が出なくなり、喋れなくなってしまうこと。

 

連発が「ああああありがとう」に対し、難発は「っっっっっっありがとう」といった「っ」しかない感じ。

言いたい言葉が頭の中にあるのにも関わらず、体がそれを言葉に発することを受け付けてくれないのが難発の特徴です。

伸発

 

こちらは割合的にかなり少ないですが、最初の言葉が伸びてしまう、「伸性」という症状もあります。

こちらは、「うれしい」が「うーーーーれしい」のように、言葉の最初の音から次の音に移るまでのタイミングが遅く、最初の言葉が引き伸ばされてしまう症状。

 

吃音がある人の中には、無理に言葉を絞り出そうとして、しかめっ面になったり、腕を振る、飛び跳ねたりといった動作をし、タイミングをとり、言葉を発する人もいます。

 

吃音を「隠すこと」が目的になると「伝えたいこと」を十分に伝えられなくなってしまいがちで悩みはもっと複雑化してくるもの。

 

下記の記事では、吃音の人が自分の吃音を隠すためにしている工夫について紹介していますので、あなたも同じことをしていないかチェックしてみてください。

 

 

参考:上手く話せないのはストレスが原因?

自分の名前を電話応対で噛んでしまう…とっておきの克服方法!

 

自分,名前,噛む,言葉,出てこない

口を大きく、息を吐きながら言葉を発音する

 

この方法は、深呼吸をした後、吐く息を利用してそのまま勢いで発音すると言うやり方。

この時のポイントは、しっかり口を大きく開けながらゆっくりと発音すること。

 

自分名前を言う直前に大きく息を吸って、軽く吐くながらそのまま言葉を発音してみてください。

私自身も、過去に苦手な言葉があった時にこの方法でなんとか対処していました。

 

また、呼吸を利用した発音の仕方については下記の記事でも紹介していますのでじっくり読んで実践してみてください。

 

参考:ありがとうございますが詰まる吃音の言いやすい秘密の克服方法とは?

単語の頭で息を吐きながら言ってみる

 

吃音がある人が言葉を噛んでしまう原因の1つにちゃんと息を吐ききれていないということが言われています。

ここでお話しする方法は単語の頭で息を吐きながら発音するというやり方。

 

  • 株式会社→株式/会社→ぶしき/いしゃ
  • 吃音太郎→吃音/太郎→つおん/ろう
  • お電話ありがとうございます→電話/りがとうございます
  • お世話になっております→世話に/っております

 

例で示した赤文字の部分を息を吐いて言うだけで噛まずに言えることが可能。

 

少しぎこちなくなってしまうかもしれませんが、焦らずゆっくり自分のペースで言葉を発音していき、「この言葉言えるようになった!」と成功体験を積んでいきましょう。

一言一句ゆっくりと言ってみる

 

実際に自分の声を録音して聞いてみるとわかりますが、大体の吃音の方は早口で喋ってしまっているのが実情。

話す前に、一度話す内容を頭の中で整理する!その後で、ワンテンポおいてから話すようにすることを意識するとだんだんと早口は解消されていきます。

 

どうしても早口になってしまう場合は、口を大きく開けて話す、ボディーランゲージなど、自身の身体とリンクして話すことで自分の話し方のスピードもコントロール出来るはず。

「どもりそうだな…」と不安になる時はとりあえず、最初の出だしはゆっくりと話し始めることを意識していきましょう。

 

早口を改善するためには、とにかくゆっくりと話すイメージを持つことが何より大切。

 

 

参考:どもりと頭の回転の関係性について。吃音者は頭が良い?悪い?早い?

ヤバイ!と感じたら咳を込んでみる

 

そして最後はどうしても調子が乗らなく「あっ!これは噛みそうだな・・・」と感じ噛んでしまったら、咳込むふりをして一旦自分の気持ちを一瞬でも整理する「間」を作りましょう。

 

こういった、ヤバイと感じた時には、咳き込むふりなどの逃げ道を作っておき、落ち着いたら上記でお伝えしたやり方をまた実践していただけたらと思います。

 

また下記の記事では吃音がある人が電話応対を段階的に克服する方法をお話ししていますので、じっくり読んで参考にしてみてください。

 

参考:電話対応で詰まる、第一声が出ない吃音症。緊張や苦手意識から克服する方法!

まとめ

 

自分,名前,噛む,言葉,出てこない

 

幼い頃から自分の名前を頻繁に噛んでしまったり、言葉の出だしで詰まってしまう人は吃音症の可能性が非常に高い。

吃音症の症状の種類は主に下記の通り

 

  • 連発(ああああありがとう)
  • 難発(っっっっっっありがとう)
  • 伸発(あーあーりがとう)

 

吃音がある人が苦手とされるのが、電話応対や職場の自己紹介。

吃音克服に大切なものとして「自信を持つこと」が一つに挙げられます。

 

今回紹介した方法で、「やっと言えるようになった!」と自分に自信をつけていき、発話の成功体験を感じてもらえたら嬉しく思います。