吃音,うつる,幼児,話し方,原因

 

「自分の吃音の話し方ってもしかして周囲の人たちにうつってしまわないだろうか・・・」、「もし将来子供ができた時に自分の子供は吃音症にならないだろうか?」

「自分のせいで〇〇になったらどうしよう」と、どうにもならないことでいちいち悩む優しい人が多いのが吃音を抱えている人なのかもしれません。

 

私自身は、吃音という言葉自体を知ったのが成人してからなので、学生時代は自分の話し方が周りにうつってしまうとか考えてもなかったのですが、吃音のことを知るようになってからは、やはり将来自分の子供が吃音になるのでは・・・と頭をよぎってしまいましたね。

 

ですが安心してください・・・結論からお話ししますと、

吃音はうつりません!

 

子供の吃音は親の責任と言われていた時代もありましたが、現在、こうした説はその後の様々な研究によって否定されているんですよね。

 

ということで今回は、吃音はうつる?幼児期からの話し方が原因?どもりとは何なのか詳しくお話ししていきますのでじっくりと読んでみてください。

吃音・どもりとは何なのか?

 

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まずこの項目では、吃音・どもりとは何なのかについてお話ししていきます。

吃音とは簡単言い表すと

 

言葉を滑らかに発することができない、吃音のタイプに、言葉を繰り返す「連発」・引き伸ばす「伸発」・出にくい「難発」があるという症状。

 

吃音は言葉を覚えていく年齢で発症しやすい傾向があり、一般の人が「ありがとう」とタイミングよく話すことができるのに対し、吃音を抱えている人がタイミングがずれてしまうと以下のように吃音の症状を出してしまう。

吃音の症状のタイプ

 

連発

 

極端に言えば連発とは「最初の言葉を繰り返す」症状のことで、吃音の症状としてはもっともよく知られたもの。

「ありがとう」と言おうとしたが、「あ」から「り」への発音がスムーズに行かず、「あ」でしばらく空回りが生じる。

 

結果、「ああああありがとう」のような最初の言葉を連打した言い方になってしまいます。

難発

 

次に、連発と並ぶもう1つの吃音の主要な症状、「難発」について。

吃音がある人は、幼い時、子供の時の症状は主に「連発」中心ですが、多くの場合、この「難発」を獲得し、「連発」と「難発」の両方を持ち合わすように。

 

自分の話し方を客観的に見れるようになったり、その話し方を評価したり、叱責したり、からかったりする他の人の視点が無意識に自分の中にインストールされるようになっていくと、次第に吃音の症状を「隠したい」と思うようになります。

 

連発のように「ああああありがとう」と無理やり発音するのではなく、むしろそれを隠すようになる、その結果生じるのが「難発」。

一言で言えば、「言葉が出ないこと」で、特定の言葉で言葉が出なくなり、喋れなくなってしまうこと。

 

連発が「ああああありがとう」に対し、難発は「っっっっっっありがとう」といった「っ」しかない感じ。

言いたい言葉が頭の中にあるのにも関わらず、体がそれを言葉に発することを受け付けてくれないのが難発の特徴。

伸発

 

こちらは割合的にかなり少ないですが、最初の言葉が伸びてしまう、「伸性」という症状もあります。

こちらは、「うれしい」が「うーーーーれしい」のように、言葉の最初の音から次の音に移るまでのタイミングが遅く、最初の言葉が引き伸ばされてしまう症状。

 

吃音がある人の中には、無理に言葉を絞り出そうとして、しかめっ面になったり、腕を振る、飛び跳ねたりといった動作をし、タイミングをとり、言葉を発する人もいます。

 

吃音を「隠すこと」が目的になると「伝えたいこと」を十分に伝えられなくなってしまいがちで悩みはもっと複雑化してくるもの。

 

下記の記事では、吃音の人が自分の吃音を隠すためにしている工夫について紹介していますので、あなたも同じことをしていないかチェックしてみてください。

 

 

 

参考:上手く話せないのはストレスが原因?

吃音ってうつる?幼児期からの話し方が原因で発症するのか?

 

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「うつる」と言っても様々な意味合いがありますよね。

今回は、親子間での遺伝でうつるのか、子供の成長段階での学習でうつってしまうのか、さらに一説でささやかれている「吃音の人の話し方を他人が真似したらうつる」の3点を詳しくお話ししていきます。

親と子の間で遺伝するのか?

まず親子間で吃音は遺伝するのか?というところからお話しさせていただきますと

吃音を持っている親から子供へ吃音は遺伝しないということ

 

たしかに、吃音を持っていない親から生まれた子供と比べたら、やはり吃音持ちの子供が生まれる確率は高くなります。

しかし、確率が高くなるとはいえ、子どもが7人いれば、そのうちの1人が吃音になるかもしれないという程度のもの。

 

吃音と遺伝の関係についてはこちらの記事でお話していますので、じっくり読んでみてください。

この記事を見ることで、あなたが持っている吃音の知識と見方が変わります。

 

参考:吃音は遺伝する?家庭環境から脳の働き方まで徹底追求!

学習からどもりやすくなる、吃音を習得するケース

上記では親から子供への遺伝についてお話ししましたが、次に吃音が原因で周りにうつるか?についてですが、冒頭で言ったとおり

吃音ははうつりません

 

しかし、子供の場合に限り例外があり、子供の時期は好奇心旺盛で学習意欲が非常に高いので、身近な人の言葉をすぐに真似して吸収しようとします。

 

子供が言葉を覚える時は、両親や兄弟、祖父母、身近な人の言葉を真似して覚えるケースがほとんどなので、家庭内で吃音持ちの人の症状があると子供がその喋り方を学習して吃音になってしまうのです。

 

結論、“うつる”という表現よりかは、この場合子供が自発的に吃音の人の喋り方を学習してしまうということ。

 

そうならない対策としては、子供が言葉を覚える時期には子供の近くに吃音を持っている人を近づけないと言った配慮が求められます。

真似からどもりやすくなる、吃音を習得するケース

言葉を学習する幼少期が吃音になってしまうだけではありません。

「吃音の人の喋り方をからかって真似していたら、いつの間にか自分もどもるようになっていた、、、」そんな話を耳にした事ありませんか?

 

悪ふざけで吃音の人の真似をしていたら、いつのまにかどもり癖がうつって自分も吃音になってしまったという事例が実際にあり、これは真似を繰り返した人が、無意識にどもりを意識するような話し方をしてしまっているということ。

 

また吃音を意識することでどもってしまうほか、吃音が出ている人の姿を見て「自分もどもったらどうしよう」という不安から強いストレスに発展してしまい、このような心理的な負担がきっかけとなるケースも稀にあります。

 

子供の場合、どもり癖を学習しないために周りにいる大人が注意すれば済むのですが、成人になった大人は自分の力で解決するしかなく、学習してしまわないようにすることが大切。

 

どもり癖がうつるかどうかは、吃音になりやすい性質が関係していて、本人が吃音になりにくい性質を備えていれば、変な話真似をしても本人はどもることはないです。

まとめ

 

吃音,うつる,幼児,話し方,原因

 

今回は、吃音の症状についてと、吃音はうつるのか?についてお話ししました。

 

  • 親子間での遺伝
  • 幼児期の言葉の習得時期によるもの
  • 真似でうつってしまうもの

 

何度も何度も言いますが、吃音はうつりません。

しかし、例外がひとつあり、子供が幼児期で言葉の習得時期の時は家族間での配慮が必要かもしれません。

 

さらに、吃音を真似するといったことは、過去に本当にうつってしまうといったことが実際にあるので絶対にしないこと。

 

 

 

参考:吃音あるある集めました!発表がつらい、しんどい…みなさんの付き合い方は?

 

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