吃音,原因,脳,働き方,関係

 

「吃音の原因って何だろうか?」、「脳に何らかの障害があるから吃音になってしまったのではないのか?」

吃音がある人はこのように、自分の吃音の原因は何なのか?知りたい方も多いのも無理はありません。

 

結論からお話ししておきますと、吃音が何で発症するのか、その仕組みは完全にはわかっていないということ。

また、真似をすると吃音になるという説や左利きを右利きに矯正すると吃音になってしまうという説は今現在の研究によって否定されております。

 

ですが、研究を進めていくうちに、吃音がある人と無い人とで脳の働き方に違いがあると報告されています。

吃音がある人と無い人の脳の活動の仕方は吃音にどう影響されているのか?

 

ということで今回は、吃音とは何かをお話しした上で、吃音の人の脳の働き方を徹底解説していきますので、じっくり読んでみてください。

吃音とは?症状とタイプを完全解説!

 

吃音,原因,脳,働き方,関係

 

吃音症とは、一言で言い表すと、「言葉を滑らかに発することができない話し方」と言ったところでしょうか。

吃音は言葉を覚えていく年齢で発症しやすい傾向があり、一般の人が「ありがとう」とタイミングよく話すことができるのに対し、吃音を抱えている人がタイミングがずれてしまうと以下のように吃音の症状を出してしまいます。

吃音の症状のタイプ

 

連発

 

極端に言えば連発とは「最初の言葉を繰り返す」症状のことで、吃音の症状としてはもっともよく知られたもの。

「ありがとう」と言おうとしたが、「あ」から「り」への発音がスムーズに行かず、「あ」でしばらく空回りが生じる。

 

結果、「ああああありがとう」のような最初の言葉を連打した言い方になってしまいます。

難発

 

次に、連発と並ぶもう1つの吃音の主要な症状、「難発」について。

吃音がある人は、幼い時、子供の時の症状は主に「連発」中心ですが、多くの場合、この「難発」を獲得し、「連発」と「難発」の両方を持ち合わすように。

 

自分の話し方を客観的に見れるようになったり、その話し方を評価したり、叱責したり、からかったりする他の人の視点が無意識に自分の中にインストールされるようになっていくと、次第に吃音の症状を「隠したい」と思うようになります。

 

連発のように「ああああありがとう」と無理やり発音するのではなく、むしろそれを隠すようになる、その結果生じるのが「難発」。

一言で言えば、「言葉が出ないこと」で、特定の言葉で言葉が出なくなり、喋れなくなってしまうこと。

 

連発が「ああああありがとう」に対し、難発は「っっっっっっありがとう」といった「っ」しかない感じ。

言いたい言葉が頭の中にあるのにも関わらず、体がそれを言葉に発することを受け付けてくれないのが難発の特徴です。

伸発

 

こちらは割合的にかなり少ないですが、最初の言葉が伸びてしまう、「伸性」という症状もあります。

こちらは、「うれしい」が「うーーーーれしい」のように、言葉の最初の音から次の音に移るまでのタイミングが遅く、最初の言葉が引き伸ばされてしまう症状。

 

吃音がある人の中には、無理に言葉を絞り出そうとして、しかめっ面になったり、腕を振る、飛び跳ねたりといった動作をし、タイミングをとり、言葉を発する人もいます。

 

吃音を「隠すこと」が目的になると「伝えたいこと」を十分に伝えられなくなってしまいがちで悩みはもっと複雑化してくるもの。

 

下記の記事では、吃音の人が自分の吃音を隠すためにしている工夫について紹介していますので、あなたも同じことをしていないかチェックしてみてください。

 

 

参考:上手く話せないのはストレスが原因?

吃音の原因は脳の働き方が関係している?吃音の人の脳の働き方を徹底解説

 

吃音,原因,脳,働き方,関係

 

吃音の原因として昔から様々なことが唱えられてきました。

例えば、「真似から始まる」、「左利きを右利きに矯正したから」、「母親のしつけの問題」などでしょうか。

 

しかし、今現在のところこういった考え方はその後の研究者の研究により否定されています。

ですので、自分の吃音の原因は親のせいだ、昔自分が変な話し方を習得したからだ、というマイナスなことを抱えるのは今日でオサラバするべき。

 

吃音の発症は多くは突然来るもので、発症直前の出来事や周りの環境と関連づけて罪悪感を抱きがちですが、そんなものは所詮後付けのもの。

後付けのきっかけ探しには何の意味もありませんしね。

 

さて、冒頭でもお話しした通り、言葉は脳が操るもので、幼児期に発症する吃音は脳に病変がみられるわけではありませんが、吃音の有無で脳の活動パターンが異なると報告されています。

つまり吃音のある人は、脳の働き方に癖があるということになります。

吃音がある人は左脳よりも右脳の活動が盛んである

 

言語に関与する言語中枢は左脳にありますが、吃音のある人は吃音のない人に比べて左脳の活動は低く、かわりに右脳の活動が盛んになっているという傾向がみられます。

 

また、通常右利きの人は、99%左の脳に言語中枢があり活動が盛んですが、左利きの人は右側の脳が盛んであることもあります。

このことから、左利きから右利きへの矯正が何らかのエラーを起こして吃音の原因と言われてきたのかもしれませんね。

 

吃音の有無による脳の働き方の違いが吃音にどう繋がるのかが実際に今現在解明されていなく、吃音はまだまだ不可解な面も多いのが実情。

 

ですが、左脳の活動が盛んであることから、吃音の人は他の人と比べて言語発達が良く、沢山の言葉を知っており、文章を考えたり、読んだり、書いたりする能力も高いと言えます。

 

「真似から始まる」、「左利きを右利きに矯正したから」、「母親のしつけの問題」なんかではなく、頭の中で一気に増えていく言葉に、口が付いて来られないために吃音が発症してしまうのでは、という研究結果も出ているほど。

 

ですから、吃音になってしまったのは親の責任だ、自分の脳は何か障害があるんだと思ってはいけません。

むしろ自分は、「頭が良すぎて吃音になってしまったんだ」とポジティブに捉えてしまった方が良いくらいです。

 

 

参考:どもりと頭の回転の関係性について。吃音者は頭が良い?悪い?早い?

まとめ

 

吃音,原因,脳,働き方,関係

 

吃音は、何で発症するのか、何が原因なのかは完全にはまだわかってはいません。

また、吃音がある人とない人では、脳の働き方に違いがあり、吃音の人は右脳の活動が左脳よりも活発である結果が出ている。

 

吃音の有無による脳の活動の違いが吃音にどう関連するのかはわかっていませんが、自分は「頭が良いんだ!」と自分が吃音であることを誇りに思うこと、自信を持つことが何よりも大切。

 

ですので、自分の吃音の原因は親のせいだ、昔自分が変な話し方を習得したからだ、というマイナスなことを抱えるのは今日でオサラバしましょう!

 

 

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