吃音,発達障害,大人,精神障害,どもり

 

「昔からずっと吃音で悩まされ続けてきたが、そもそも吃音って障害なんじゃないの?」

吃音がある人にとってはこのような疑問を抱いたことが一度はあるのではないでしょうか?

 

もし自分が障害だったとしても認めたくない・・・周囲にバレたら一気に自分の見方が変わられるのではないか、と心配してしまうもの。

結論から言っておきますと、吃音は疾患であり、発達障害にも当てはまります。

 

吃音を障害として捉えることに抵抗がある人も少なくないでしょう。

ですが、障害と捉えることで、より適切な支援を公的に進めてもらえるというメリットもあると同時に、吃音があっても悩みはなく、特別な支援が必要でない状態であれば、障害や病気として捉えることは不必要。

 

要するに、自分の吃音が悩む程度の「悩みベース」なのか、または私生活に支障をきたしてしまう「困難ベース」なのかをじっくりと見極めた上で、自分の吃音が「話し方の個性」か「発達障害に分類される」のかを判断した方が賢明。

 

ということで今回は、吃音と大人の発達障害について、さらに発達障害者支援法について詳しくお話ししていきますので、じっくり読んでみてください。

発達障害とはそもそもなんなのか?

 

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発達障害者支援法の第2条に「この法律において『発達障害』とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠如多動性障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして法令で定めるもの」とあります。

 

このうち「法令で定めるもの」の一つとして発達言語障害があり、発達性言語障害の一つが吃音症であること。

吃音と発達障害について詳しくお話しする前に、いつもよく聞く発達障害についてこの項目で軽く紹介していきます。

 

発達障害とは簡単に説明すると、生まれつきの脳機能の発達のアンバランスさと、そのかたが過ごす環境や人間関係とのミスマッチから、社会生活に困難が生じる障害のこと。

生活や仕事の中で、原因のわからない困りごとや、悪気はないのに起こしてしまう、注意していても防げない、という問題が続くことがあるならば、発達障害が関係しているかもしれません。

 

他の人と比べて、得意・苦手なことの差が大きく、また偏った考え方やものの味方をしてしまうことがあり、「変わった人」とみられてしまうことも多々あるようです。

発達障害は主に下記の3つに大きく分類されます。

 

広汎性発達障害(PDD)

 

自閉症・ アスペルガー症候群・特定不能の広汎性発達障害・幼児期崩壊性障害・レット障害の総称で、コミュニケーションと社会性に困難が応じやすい障害。

 

注意欠陥・多動性障害(ADHD)

 

年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、衝動性、多動性がみられる障害で、日常生活や仕事などの社会生活に支障をきたします。

 

学習障害(LD)

 

地歴発達には遅れはないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推理」などの特定の能力を要する学習が極端に困難な障害

 
 
発達障害は、一人ひとりに様々な症状が現れ、症状の背後にある要因も複雑であるため、全ての方に当てはまる共通の原因はないと言われています。
 
発達障害についての理解は近年急速に広がってきており、自閉症やADHD、LDなどについては、職場、学校での支援体制も進んできています。
 
 
しかし一方で、吃音については、発達障害者支援法の対象に含まれていること自体、まだまだ知られていないのが実情。
 
 
 
 

吃音と大人の発達障害の関係性

 

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吃音は話し方の「クセ」、「個性」のひとつですが、法律的、医学的に一定の線引きをしない限り、支援や治療の対象が無制限に広がってしまうので、そこで「障害」や「病気」として捉えることもあります。

 

吃音を障害として捉えることに抵抗があるひとは少なくないでしょうし、私自身もそう思っているひとりです。

 

冒頭でもお話しした通り、吃音を障害と捉えることで、より適切な支援を公的に進めてもらえるというメリットもあるということ。

というのも、発達障害者支援法に吃音もひとつの障害として分類されており、吃音が支援対象になるから。

 

発達障害支援法とは、脳機能の発達が関係していて幼少期から起きてくる障害を持つ人に対し、国や自治体が責任を持って適切な支援を行なっていくことを定めた法律

 

自閉症やADHD、LDの診断には専門的な知識が必要ですが、吃音は周りの人が寛易に判断できますので、「うちの弟、もしかして吃音症かも」と思って受診やカウンセリングを受けた場合、まず間違いなく吃音症と診断されます。

 

医療機関で言語療法などを受ける前には診断書が必要で、診断書を出すことで、学校や職場などで特別な配慮を求めやすくなることも。

法律で支援対象とされている以上、吃音の悩みは、個人の問題ではなく、国や自治体が積極的に対策を進めていくことが望まれる。

 

まずは、自分の吃音が「恥ずかしい」などの悩みベースなのか、もしくは毎日の生活においての困難や活動の制限がかけられてしまっている「困難ベース」なのかをしっかりと見極めましょう。

 

もし「困難ベース」なのであれば、一度医療機関や自治体などで相談するのも1つの手段。

 

また、程度にもよりますが、吃音の人でも障害者手帳を持つことが可能で、下記の記事で障害者手帳を持つことのメリット、デメリットなど詳しくお話ししているのでじっくりと読んでみてください。

 

 

参考:吃音者は障害者手帳を持てる?メリット、デメリットを徹底解説!

まとめ

 

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発達障害者支援法において、吃音症も発達言語障害として分類されており、支援の対象になる。

吃音は話し方の個性ですが、法律的、医学的に一定の線引きをしない限り、支援や治療の対象が無制限に広がってしまうので、そこで「障害」や「病気」として捉えることがある。

 

吃音を障害と捉えることによるメリットは、より適切な支援を公的に進めてもらえるということ。

ですが、吃音があっても悩みはなく、特別な支援が必要でない状態であれば、障害や病気として捉えることは不必要。

 

 

参考:吃音の人が天才かもってご存知ですか?理由を徹底解剖!

 

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