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「吃音で仕事の電話応対で第一声を出すのが怖い・・・吃音を克服して電話応対ができるようになりたい」

吃音がある人が、社会に出て最初にぶつかる大きな壁として電話応対が圧倒的に上げられ、いよいよこれから頑張ろうとやる気になっている矢先、職場の電話応対という大きな壁にぶち当たる人は少なくありません。

 

さらには、自分もみんなと同じようにハキハキと応対しなければいけないとなると大きなプレッシャーになるもの。

私自身も吃音があり、苦手な電話応対を経験したからこそわかるのですが、「電話応対が苦手・・・」と嘆いているだけでは何も変わりませんよ。

 

吃音の人が苦手な電話応対を克服したいと「行動」しようとした人だけが電話応対を克服することができるのが紛れもない事実。

そのため、実際に苦手な電話応対を克服したいと検索してこの文章を目にしているというだけでも、吃音を改善していく上での大きな大きな一歩を踏み出していると言っても過言ではありません。(みんな、現状を嘆くことしかしないから。)

 

ということで今回は、吃音の人の電話応対克服方法と仕事の電話が怖い人の改善のオキテ!について徹底解説していきます。

吃音の人はなぜ仕事の電話応対が怖いのか?その原因とは一体・・・

 

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吃音がない人は、電話応対は話し手が見えないから気楽なのでは?と思われがち。

しかし、吃音がある人にとって電話応対とは、周りが思っている以上に想像を超えるプレッシャーがかかっています。

 

この職場の電話応対という大きなプレッシャーの原因として下記に示した理由が大半を占めている。

厳しい電話マナー指導によるプレッシャー

 

電話応対は自分の会社のユーザーさんや、企業の方など様々な人と電話でやりとりしなければならない大切な業務。

それゆえに電話対応は会社を代表し受け答えすることを教え込まれ、日常会話での電話とは異なることを肌で感じ、緊張してしまいます。

 

うまく話さなければいけない、どもってしまったらどうしようという予期不安を持ってしまうのです。

周囲の否定的な反応が症状を増やす要因

 

自分の吃音が周りにバレてしまったら、言葉をつっかえてモゾモゾしている姿を後輩や同僚に見られたくないという人も少なくありません。

吃音の言葉のつっかえは、本人の意図して起きるわけではなく、しっかりと会社名や自分の名前を話したいと思っていてもなかなかうまくいかないもの。

 

周囲が話し方を注意・叱責する、笑う、急かすなどの否定的な反応をすればますます話しにくくなっていきます。

吃音がある人はまず、否定的な反応が吃音の症状に影響があることを十分に客観視して理解しておくことが大切。

 

 

参考:吃音で仕事が辛い…転職はあり?あなたが主人公になれる克服方法!

受話器を取るまでどのような人と会話をするのかわからない

 

一番苦手とされる要因が「受話器を取るまでどのような人と会話をするのかわからない」ですね。

というのも、電話応対は対面とのコミュニケーションと違い、受話器を取るまでどのような人と会話をするのかわからないため身構えてしまい、緊張を誘発してしまうケースが多いから。

 

さらに、話しながらメモをとったり、返事を考えるための時間も限られているため、どもること以外にも様々なプレッシャーが吃音の人に降りかかってきます。

私自身もそうでしたが、電話越しの相手の声が、ドギツイ低い声の男の人だと怖くてたまらなかった記憶があります・・・笑

 

このような場合は、不安や緊張を自分で取り除く事前の準備をしておくことで、ある程度の不安が取り除ける。

 

 

参考:電話で言葉が出ない、声が出ない吃音の不安や緊張を自分で取り除く方法!

吃音の人の電話応対克服方法と話し方のオキテを完全紹介!

 

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まずはじめに言っておきますと「電話応対ができるようになりたい」と言っても、最初は文章の音読練習を行い、苦手な言葉と向き合う練習が必要。

 

そこで、音読の苦手感が少なくなってきたら、日常生活での言葉の言い換えをしない様にしておくこと。

つい、言えない言葉を言いやすい言葉に言い換える癖をつけてしまうと、本当に言い換えられない言葉で、不安感・恐怖心が増大するから。

 

言い換えられないのは、自分の名前であり、自己紹介ができないと、電話はできないということ。

電話は毎回の自己紹介といえますし、克服する一歩として自己紹介をできる様になると、自分の吃音も少しづづ客観的にみられる様になり、電話応対もスムーズにできる様になります。

 

電話での会話練習では、電話対応で詰まる、第一声が出ない吃音症。緊張や苦手意識から克服する方法!でお話ししている通り、職場や家での電話をする場面を具体的にイメージし、あらかじめセリフを決めて行い、言い換えをしない様にしましょう。

 

電話の練習では呼吸を意識することが何よりも大切。

 

電話がなることを想定し

 

  1. ゆっくり息を深く吸う
  2. 受話器を取り、細かく息を吸う
  3. セリフを言う

 

受話器を取る際の動作はゆっくり行い、自分のペースで受話器を取りましょう。

 

  • 「お電話ありがとうございます。株式会社〇〇です。担当の私□□□がお受けいたします」
  • 「○○様でいらっしゃいますね。大変お世話になっております。」

 

 このように、具体的に場面を設定し、セリフを決めて何度も行ってみて、いくつかパターンを作って繰り返し行う事もどもりの治し方として効果的。

 

また、自分の吃音をカミングアウトして、会社に電話の回数を減らしてもらう、調子の悪い時だけ代わりに電話をお願いしてみると言ったことも手段のひとつ。

 

また、電話応対でで上手く話すコツですが、その対策をご参考までに申し上げますと

母音を取って話してみる

 

吃音を持っている人は、最初の母音(お)が言いずらい場合がとても多いです。

そのため、いきなり「お電話ありがとうございます」と言おうとしても、「っっっっっおっお」などと吃音の症状が出てしまうことも。

 

「お電話ありがとうございます」でしたら、最初の母音である「お」を完全(または、ほとんど)にとってしまいます。

 

  • 例)「お電話ありがとうございます」→ 「○電話○りがとうございます 」
  • 例)「ありがとうございます」→ 「○りがとうございます 」

 

このように自身が発音している感覚としては「電話りがとうございます」ですが、実際には発音しなくても「お」が入る間をいれておくと、それを聞いている相手からしたらしっかりと聞こえてしまうもの。

 

電話越しからしたらなおさらのことで、相手の口も表情も見えていないので第一声の「あ」や「お」が抜けたくらいでは何も違和感はありませんし、全く無問題。

 

吃音を抱えている人にとって「あ」や「お」の母音をとって発音することは、電話応対のみならず、接客の場面でもとても役に立つので、しっかりと練習して実践してみてください。

母音を前の音に丸め込む(つなげる)

 

「お電話ありがとうございます」でしたら、電話の「話」の裏にある母音「あ」をそのまま伸ばして、ありがとうございますの「あ」とつなげてしまいます。

 

こうするとひとつの流れになりますので、吃音を持っている人にとってとても楽な発語となる。

抑揚を付けて演じることを意識

 

これを聞いて驚くかもしれませんが、吃音を抱えている芸能人の方は、「役に入っているとき、演技している時」は吃音が出ないと声を揃えて言っています。

これは、役に入り込み演じているときは言葉に抑揚ができるため、吃音が出にくくなると言われているから。

 

これを利用して、例えばあなたが、「吃音なんてこれっぽっちも気にしねぇ!」とすごく強気な自分を演じてみる。

この強気な自分をキャラだと決めつけて、それに没頭し集中することによって、その間は抑揚を付けて話すことができ「どもったらどうしよう」という回路を断ち切ることが出来ます。

 

例えどもってしまったとしても、演じているので「俯瞰」して自分を見ているという感覚になります。

もちろん人によってですが、私自身の経験から言わせてもらうと、こっちの方が精神的にだいぶ楽だし、吃音の症状もほとんど出ていなかったです。

 

仕事中やどうしてもこの言葉が言いたい時は「何かを演じる」ということに注力を当てるのも一つの手段。

単語の頭で息を吐きながら言ってみる

 

吃音がある人が言葉を噛んでしまう原因の1つにちゃんと息を吐ききれていないということが言われています。

ここでお話しする方法は単語の頭で息を吐きながら発音するというやり方。

 

  • 株式会社→株式/会社→ぶしき/いしゃ
  • お電話ありがとうございます→電話/りがとうございます
  • お世話になっております→世話に/っております

 

例で示した赤文字の部分を息を吐いて言うだけで噛まずに言えることが可能。

少しぎこちなくなってしまうかもしれませんが、焦らずゆっくり自分のペースで言葉を発音していき、「この言葉言えるようになった!」と成功体験を積んでいきましょう。

一言一句ゆっくりと言ってみる

 

実際に自分の声を録音して聞いてみるとわかりますが、大体の吃音の方は早口で喋ってしまっているのが実情。

話す前に、一度話す内容を頭の中で整理する!その後で、ワンテンポおいてから話すようにすることを意識するとだんだんと早口は解消されていきます。

 

どうしても早口になってしまう場合は、口を大きく開けて話す、ボディーランゲージなど、自身の身体とリンクして話すことで自分の話し方のスピードもコントロール出来るはず。

「どもりそうだな…」と不安になる時はとりあえず、最初の出だしはゆっくりと話し始めることを意識していきましょう。

 

早口を改善するためには、とにかくゆっくりと話すイメージを持つことが何より大切

また、吃音の人の早口対策は下記の記事で詳しくお話ししていますので、どうしても早口が治せないという方は、クリックして読んで見てください。

 

 

参考:どもりと頭の回転の関係性について。吃音者は頭が良い?悪い?早い?

ヤバイ!と感じたら咳を込んでみる

 

そして最後はどうしても調子が乗らなく「あっ!これは噛みそうだな・・・」と感じ噛んでしまったら、咳込むふりをして一旦自分の気持ちを一瞬でも整理する「間」を作りましょう。

 

こういった、ヤバイと感じた時には、咳き込むふりなどの逃げ道を作っておき、落ち着いたら上記でお伝えしたやり方をまた実践していただけたらと思います。

 

このように、日常生活の中で、自分の納得のいく安定した話し方を実践し続け、発話の成功体験を身につけることで、「この言葉、スムーズに言えた!」と自信がつくようになっていきます。

発話の成功体験を自分に埋め込めることができれば、電話応対なんて難なくクリアできてしまいます。

 

1回でも上手く言えることが出来たら、それをめい一杯喜び何度も頭の中で良かった記憶として、繰り返して見ることが何よりも大切。

そうすることで、今まで会社名でどもっていた吃音の発話パターンとは別に、発話のルートが出来上がるのです。

 

そうなってくると、10回中10回、名前が出てこなかったのが、10回中8回に減ってきたりします。

このように、少しの自分の変化を喜び、頭の中で上手く話せた時のことを何度も楽しみながら想像してみることで吃音でうまく話せない、言えないといった確率を減らすことが可能。

 

失敗したことよりも成功したことを想像し喜びましょう。

 

そうすることで、あなたが吃音で悩んでいた、電話応対が徐々に改善できるようになり、回復のスパイラルが生まれます。

まとめ

 

吃音,電話,応対,克服,方法

 

今回は、吃音の人の電話応対克服方法と仕事の電話が怖い人の改善のオキテ!についてお話ししていきました。

冒頭でも言いましたが、吃音の人が苦手な電話応対を克服したいと「行動」しようとした人だけが電話応対を克服することができます。

 

吃音克服にはやっぱりまずは自分の吃音としっかりと向き合うことが何よりも大切。

そうすることで今回紹介した、話し方のオキテなどの上手く話すコツなども楽しく実践出来ますし、結果的に楽しくやっていくことが継続や吃音改善、克服に繋がっていきます。

 

発話の成功体験をたくさん積み、上手く話せたことをめい一杯喜んで、吃音克服に突き進んでみてください。

 

 

 

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