吃音,ありがとう,言いにくい,電話,つらい

 

「吃音でありがとう、ありがとうございますがすごく言いにくい・・・」、「電話応対でも言いにくくてつらい・・・」

このように吃音がある人は、発話の場面で言いにくい言葉があり、特定の言葉が苦手・・・という方が非常に多くいます。

 

吃音の悪化改善に関わる外的要素として、マイナス条件(発話の失敗体験、身体的・心理的圧力、罰体験、罪償感、欲求不満)とプラス条件(発話の成功体験、発話意欲)があります。

 

吃音がある多くの人はそれを知らないで、いつも言葉に詰まってしまっているわけで、正しい改善方法をすれば、吃音改善の可能性を大きく引き上げることができるのも事実。

要するに、発話のマイナス条件を減らして、プラス条件を増やすことで吃音の改善に繋がるということ。

 

私自身は、吃音というワードを知ったのが成人してからですが、このことを理解できるようになってから、少しづつ吃音が改善できるようになったんですね。

 

ということで今回は、吃音でありがとうが言いにくい…電話がつらい…話し方の改善方法を徹底解説していきますのでじっくり読んでみてください。

吃音でありがとうが言いにくいのは、過去の発話の失敗体験が原因?

 

吃音,ありがとう,言いにくい,電話,つらい

 

冒頭で吃音の人には、吃音の悪化改善に関わる外的要素として、マイナス条件(発話の失敗体験、身体的・心理的圧力、罰体験、罪償感、欲求不満)とプラス条件(発話の成功体験、発話意欲)の2つがあり、発話のマイナス条件を減らして、プラス条件を増やすことで吃音の改善に繋がるとお話ししました。

 

吃音の症状を増やす要因として過去の何らかの発話の失敗体験やトラウマなどが大きく関係していると言われています。

これが上記に当てはまるマイナス条件になります。

 

吃音とは「嫌な思い」の積み重ねや周りの否定的な反応によって、吃音の症状が強化されていき、本人に「どもるのは悪いこと」という認識をさせてしまうのです。

 

そうして、「どもりたくない」、「どもったらどうしよう」などという余計な不安がマイナス条件として降りかかっていきます。

 

最悪の場合、「人前で緊張して噛む」が多い人!吃音と合わせて社交不安障害かも?でお話ししている通り、「人前で話すのが怖くてたまらない」という思いを持つようになり、人前に出ることを避け続ける、社交不安障害へと繋がっていく恐れも。

 

このことは吃音の人が抱える最大のリスクとして、知っておくべき問題。

 

吃音の人が、聞き手がいる場面で話すとき、相手の反応が「今の話、面白いね!」「カッコ良かった!」「すごく良い!」と褒められたりしているときは吃音の人は比較的に流暢に話すことが可能。

 

れはプラス条件の反応が吃音の人の話し方に強化されて、良い循環になっているから。

 

逆に、聞き手がいる場面で、言葉をくり返したり、詰まったりする吃音の症状を出してしまって、相手が「笑う」「真似する」「びっくりする」「せかす」「さえぎる」「話し方を注意する・叱責する」ということをされてしまった場合、吃音の人にマイナスの反応が起きてしまい、吃音の症状がひどくなってしまいます。

 

これは先ほどのプラス条件の反応の逆で、マイナス条件の反応が吃音の人の話し方に強化されて、悪循環になってしまっているため。

 

このように、吃音の症状を増やさないためには、このマイナス条件の反応をできるだけ排除していくと同時に、発話の成功体験、つまりプラス条件を着実に積み上げていくことに取り組んでいくことが何よりも大切。

 

 

 

参考:吃音の人の電話応対克服方法集めました。仕事の電話が怖い人の話し方のオキテ!

吃音でありがとうが言いにくい…話し方の改善方法を徹底解説

 

吃音,ありがとう,言いにくい,電話,つらい

 

言葉を発音するタイミングを変える

 

「ありがとうございました」を楽に言えるようにするには、「あ」を一発目で発音するのではなく、「り」を一発目に持ってくる様に声を出してみるということ。

 

というのも、吃音の人は最初の母音である〝a,i,u,e,o〟が言いずらい、詰まってしまう方が非常に多いから。        

「り」にアクセントを置くことで、一発目の「あ」に力が入らないようにする方法。

 

「あ」を小さく言う、もしくは完全に取り払い、「り」を強調して発音してみることで、なんとなく「りがとうございます」と言っている気分になると思います。

 

かといって、周りの方に「りがとうございます 」と聞こえているかというと、不思議とちゃんと言っているように聞こえるんですよね。

 

あなたも経験があると思いますが、気前のいいご飯屋さんで「らっしゃい!」、「っしゃせー」なんて言われることがありますが、こっちはちゃんと言っているように聞こえますよね?笑

 

この例えは少し大げさかもしれませんが、今お話ししている原理と全く同じ。

このように、アクセントの付け方や、言葉を発音するタイミングを変えるだけでいとも簡単に「ありがとうございました」が言えることができ、お客様に対する接客に困ることはないでしょう。

 

他にも接客業のお決まりフレーズである「いらっしゃいませ」、「おはようございます」も同様ですので試しにやってみると良いでしょう。

 

 

参考1:接客でありがとうございますが言えない吃音。言いやすい方法、コツを伝授!

参考2:ありがとうございますの言いやすい方法、コツ4選!吃音、どもりの話し方改善

 

「はーーー」と息を吐くイメージで発音する

声が詰まる吃音の人は、言葉を発音する瞬間、緊張や不安で、声帯や体に力が入り、声が出にくくなりますので、改善するためには、声帯や体の力を抜くことが必要。

 

  1. 「はーーー」と息を吐いてみる。
     →冬に手を暖める時のように「はーーー」と息を吐くイメージで。
  2. 「はーーー」と声を出してみる。
  3. 「はーーー」と同じ感覚で、「あーーー」と声を出してみる。
  4. 上記の3ステップができたら「ありがとうございます」、と発音してみましょう!

 

上記のステップは、息を流し、声を出す、という動作が身に付く方法。

 

上記のステップを繰り返すことで声帯や体の力が抜けるようになり、言葉が詰まることや第一声が出ない吃音の症状を解消することができます。

 

以上、ありがとうございましたが言えない吃音の人のための話し方対策についてお話ししましたが、あくまでもここでお話ししたのは「対処法」。

 

吃音の症状を少しでも軽減するためには、自分を変えることも大切ですが、カミングアウトして、聞き手の反応を変えるのも1つの手段。

 

吃音を打ち明けるのは死ぬほど勇気がいりますが、カミングアウトすれば聞く側の姿勢を変えるだけでなく、自分の不安を減らす大きな効果も。

下記の記事では、吃音の人のカミングアウトについてと、私自身の体験談をお話ししていますので、合わせて読んでみてください。

 

 

参考1:「ありがとうございます」がうまく言えない、、噛む原因と改善法は?

参考2:吃音が“つらい”と思ったら見てください。

まとめ

 

吃音,ありがとう,言いにくい,電話,つらい

 

吃音改善に必要なことは発話のマイナス条件を減らして、プラス条件を増やすこと。

 

プラス条件を増やすには発話の成功体験を積んで、「この言葉今言えるようになった!」という思いを重ねること、逆に、マイナス条件を排除するには、周囲にカミングアウトして、発話の不安を大きく育てないことが何よりも大切。

 

こうした不安や落ち込みなどのマイナス条件を解消できれば、吃音の悩みはずいぶん軽くなりますし、人前でどんどん話す勇気も湧いていきます。

 

今回紹介した、話し方の改善方法で不安を減らすことは可能ですが、それだけでは十分とは言えません。

不安や落ち込みを自分の中で膨らませていないか、見直してみましょう!

 

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