いらっしゃいませ,言えない,克服,吃音,接客

 

「いらっしゃいませが言えない・・・」、「お客様の前でどもってしまうと、死ぬほど恥ずかしい・・・」

吃音症がある人が言いにくい言葉として、職場の接客用語が主にあげられることが多く、うまく言える方法はないのか、と考えている方も多いのではないでしょうか?

 

このように、接客業やそれ以外の職業でも、お客様と接する際のマニュアルなどがあるところが多く、それでどもってしまって気が病むのも仕方がないことかもしれませんね。

 

しかし、結論から言えば、吃音をすぐに克服したいとはいえあなたがずっと抱えてきたものですから、1日2日で治るものではありません。

ただ、あなたの吃音の症状を抑える「対処法」として、うまく言える方法は存在します。

 

一概にも流暢に話せることだけの接客がお客様にとって本当に良いものでもなく、吃音がある人だからできる接客もあるはず。

 

そのため今回は、いらっしゃいませが言えないの吃音の人向けに言いやすい克服方法をお話しした上で、吃音者の特性を活かした接客方法も合わせてお話ししていきますね。

【いらっしゃいませが言えない・克服】接客用語の言いやすい方法3選!

 

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実際に職場で「いらっしゃいませ」や「ありがとうございます」などの接客用語が言えないと、「今回も上手く言えなかった・・・」と自己嫌悪になりがち。

上手く話せなかった嫌な思いが記憶としてインプットされ、予期不安としてさらに吃音の強化に繋がってしまうことも。

 

「吃音で接客が苦手・・・」、「向いてないのかな・・・」と思う人にとって、悩みの種は吃音によって言葉が詰まっているその瞬間ではありません。

 

「どもったらどうしよう」という発話前の不安と、「どもっちゃった・・・」という発話後の落ち込みに悩まされていることがとても多いです。

接客業でも、非接客業でも、人前で話す経験を積み、自信をつけておくことで、吃音は減っていくもの。

 

そのためこの項目では、吃音のあなたでも「いらっしゃいませ」や「ありがとうございます」を楽に発音する方法を3つ紹介していきます。

 

 

参考:接客でいらっしゃいませ が言えない。吃音の人の言い方と接客のコツを解説!

言葉を発音するタイミングを変える

 

「いらっしゃいませ」を楽に言えるようにするには、「い」を一発目で発音するのではなく、「ら」を一発目に持ってくる様に声を出してみるということ。

 

というのも、吃音の人は最初の母音である〝a,i,u,e,o〟が言いずらい、詰まってしまう方が非常に多いから。        

「ら」にアクセントを置くことで、一発目の「い」に力が入らないようにする方法。

 

「い」を小さく言う、もしくは完全に取り払い、「ら」を強調して発音してみることで、なんとなく「らっしゃいませ」と言っている気分になると思います。

 

かといって、周りの方に「らっしゃいませ 」と聞こえているかというと、不思議とちゃんと言っているように聞こえるんですよね。

 

あなたも経験があると思いますが、気前のいいご飯屋さんで「らっしゃい!」、「っしゃせー」なんて言われることがありますが、こっちはちゃんと言っているように聞こえますよね?笑

 

この例えは少し大げさかもしれませんが、今お話ししている原理と全く同じ。

このように、アクセントの付け方や、言葉を発音するタイミングを変えるだけでいとも簡単に「いらっしゃいませ」が言えることができ、お客様に対する接客に困ることはないでしょう。

 

母音を2つ並べる

 

「いらっしゃいませ」でしたら、「ぃいらっしゃいませ」のように「い」を2つ並べて話すように意識しましょう。

「い」は母音ですので、2つ並べても少々長めの発音になる程度で、聞いていてさほど違和感がありません。

 

  • 例) 「ぃいらっしゃいませ」

 

このように、最初の第一声の「ぃ」をなるべく柔らかく発音しようと心がけると、次の「い」の滑り出しが良くなり、ちゃんと「いらっしゃいませ」が言えるようになります。

 

柔らかく発音するコツは、小さな声をだすイメージで声を出してみると、柔らかい声が出るようになり、また、舌や唇の力を抜くことにより、小さく柔らかい声がだしやすなる。

 

私自身が過去に「いらっしゃいませ」が言えなくて悩んでいた時期がありますが、この方法はとてもおすすめで、聞き手側になんの違和感なく、「いらっしゃいませ」が伝わるようになります。

 

母音を2つ並べる発音によって、ブロック状態が緩和されて、第一声の「い」の滑り出しが良くなると言うこと。

他にも接客業のお決まりフレーズである「ありがとうございます」、「おはようございます」も同様ですので試しにやってみると良いでしょう。

 

どの場面でも言いやすい楽な発音の仕方、方法を見つけて、自分に自信をつけていってください。

 

「いらっしゃませ」の前に一呼吸する

 

吃音がある人は特に、呼吸が浅く、話す時に途切れ途切れになっていたり、早口でスピードが速すぎたり、強い声を出して話してしまう傾向があるため、「ありがとうございます」の前に必ず一呼吸することを意識してみると効果的。

 

まずはしっかりと呼吸から整えて、「いらっしゃいませ」と言えるように呼吸の準備をしてみるのも一つの方法。

また、下記では吃音と腹式呼吸の関係性についてお話ししていますのでじっくり読んで参考にしてみてください。

 

 

参考:吃音は腹式呼吸で改善できる?呼吸が浅いとどもりやすい?練習方法を完全伝授!

【いらっしゃいませが言えない・克服】吃音でも接客でお客様を笑顔にしよう!

 

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お客様に寄り添った接客を心がける

 

先ほどの項目では、接客用語を楽に発音する方法をお伝えしてきましたが、まず大前提にあなたの接客に対する姿勢が何よりも大切。

そもそも、背筋が曲がっていて、無愛想な店員に接客をされて、あなたは気持ちが良くなるでしょうか?

 

・・・間違いなく「NO!」ですよね。

 

お客様は、そんな粗末な接客をされるのであれば、接客なんて受けない方がまだマシと思うでしょう。

しっかりと、接客用語を発音できるようになるのもあなたにとって重要かもしれませんが、それ以上に接客に対する姿勢をお客様は見ています。

 

  • しっかりと笑顔で接客しているか?
  • 背筋が伸びて、キレイな姿勢か?
  • 話すときはゆっくり、ハキハキと落ち着いた口調か?

 

吃音がある人のほぼ大半が、この3点が自然とできていないことが多く、自分をもっと客観視することが必要。

厳しい言い方かもしれませんが、笑顔が乏しく、姿勢が悪く、落ち着きが無い話し方をしていたら、接客に自信がなくなるのも当然。

しっかりと、自分の接客の姿勢を見直した上で、お客様の立場に寄り添い、適度な距離感で接客をすることを心がてみましょう。

 

 

参考:いらっしゃいませをもう言いたくない…吃音持ちで接客業のお店の店員の方へ

吃音がある人の接客での意外な才能

 

さて、お客様の立場に立つことからとお話ししましたが、そもそも吃音がある人はお客様や相手の立場になって考えることができる人が非常に多いです。

 

というのも、吃音の人が天才かもってご存知ですか?理由を徹底解剖!でお話ししている通り、吃音がある人は「HSP」という周囲や人の気持ちも人一倍理解しやすい性格で、より深くとらえられる才能の持ち主。

 

この生まれながらに持っている特性をあなたの接客に活かせばより良い接客ができるはず。

元気のないお客様には、元気になっていただけるように「いらっしゃいませ」の後に何か一言添えてあげるとか、逆に空気を読んで控えめに言ってみるとか、常連のお客様には、感謝の言葉を付け加えるなどやり方は様々。

 

大事なのは言い方!
相手の目をみて、心を込めて「いらっしゃいませ」と笑顔で言えば必ず好印象で、さらに何か言葉を付け加えてあげれば上出来。

 

このように、毎回意識してやっていくと、仕事も楽しくなりますし、何より自分の接客自体に自信がつきます。

さらに、「いらっしゃいませ」とスムーズに発音できれば、それもまた自信にも繋がりますし、「ちゃんと言えた!」と言う成功体験を積めることも。

 

成功体験を積んで徐々に苦手な言葉を無くしていき、自信が持てるようになれば吃音改善の一歩を踏めることができます。

 

吃音がある人は、成功体験を積み、自信をつけるということが何よりも大切。

また、下記の記事でもお客さまに好印象を与える接客方法をお話ししていますので、じっくり読んでみてください。

 

 

参考:いらっしゃいませが言えるようになるには?声の出し方と最強の接客方法を伝授

まとめ

 

いらっしゃいませ,言えない,克服,吃音,接客

 

「どもったらどうしよう」という発話前の不安と、「どもっちゃった・・・」という発話後の落ち込みに悩まされていることがとても多いです。

一概にも流暢に話せることだけの接客がお客様にとって本当に良いものでもなく、吃音がある人だからできる接客もある。

 

  • しっかりと笑顔で接客しているか?
  • 背筋が伸びて、キレイな姿勢か?
  • 話すときはゆっくり、ハキハキと落ち着いた口調か?

 

この3点を意識した上で、吃音のある人が生まれながらに持っている「HSP」という立派な武器を思う存分活用して、あなたにしかできない接客でお客様を笑顔にしていただきたいです。

 

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