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「ああああありがとう」、「っっっっっっありがとう」などのように、物心ついた時には言葉をつっかえて話している気がしませんか?

 

一般的に、言葉は思ったらすぐに言葉として発せられるものですが、中には言葉の出し方が一筋縄ではいかない、思ったのとは違う形で言葉を発してしまう話し方のクセがある人がいます。

 

これを「吃音症」と言い、あなたに心当たりがあるのなら「吃音症」かもしれません。

 

今あなたは、この吃音症って治すことはできるのかな・・・と不安になっているかもしれませんね。

結論から言いますが、全然大丈夫です。

 

もし、あなた吃音が物心ついた時からあったとしても、全く問題なく克服することはできます。

 

重要なポイントは大まかに2つ!

 

  1. まずはその吃音の症状をまずはきちんと理解し、吃音と真っ向から向き合っていくこと。
  2. 吃音克服のために「自分を変える」という覚悟をすること

 

前半では①の吃音の基礎知識をメインでお話しし、後半では②の吃音の克服するための大切なことをお話ししていきます。

 

確かに、明日や1週間後に吃音が克服できるほど甘い話ではありませんよ。

でも、あなたが吃音を克服してもっと自由に生活したいのであればやるしかないわけです、やってやりましょう!

【言葉がつっかえる】幼児期からの発症が多い吃音の症状や原因について徹底解説!

 

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さて、今回は言葉がつっかえる、同じ音を繰り返す「吃音症」について詳しくお話ししていきます。

 

多くの非吃音者にとって、言葉は「思ったらすぐに出る」もの。

しかし、中には言葉の出し方が一筋縄では行かない人がいます。

 

例えば「おはよう」と言いたいのに、「お・お・お・お・おはよう」と、言葉がつっかえる感じ、連打する感じで出てきてしまう。

あるいは、そもそもタイミングよく最初の「お」が出なくて、そこで話すこと自体諦めてしまう・・・。

 

これを見ているあなたもきっとそうではないでしょうか?

こんなふうに、思ったのとは違う仕方で、言葉が体から出てくることを「吃音症」と言い「どもり」と言われることもあります。

言葉がつっかえる吃音の症状の種類

 

さてこの項目では、この吃音の詳しい症状についてお話ししていきます。

ここではわかりやすく、「ありがとう」という言葉の発声を例に説明していきます。

 

あなたに思い当たる節がないかじっくり読んでチェックしてみてくださいね。

連発

 

「あああああありがとう」

 

極端に言えば連発とは「最初の言葉を繰り返す」状態のことで、吃音の症状としてはもっともよく知られたもの。

 

「ありがとう」と言おうとしたが、「あ」から「り」への発音がスムーズに行かず、「あ」でしばらく空回りが生じる。

パソコンで例えるならば、キーボードを叩くと叩いた以上に多くの文字を打ってしまっている「バグ」のような状態。

 

結果、上記のように最初の言葉を連打した言い方になってしまうのです。

難発

 

「っっっっっっ、・・・・・・あ(無音)」

 

「難発」は一言で言えば、「言葉が出ないこと」で、特定の言葉で言葉が出なくなり、喋れなくなってしまう状態のこと。

 

連発のように「ああああありがとう」と無理やり発音するのではなく、むしろそれを隠すようになる、その結果生じるのが「難発」。

 

これもパソコンで例えるなら、キーボードを一度叩いただけで文字が勝手に沢山打ち出される「連発」に対し、「難発」はキーボードをいくら打っても画面に反映されない状態。

 

言いたい言葉が頭の中にあるのにも関わらず、体がそれを言葉に発することを受け付けてくれないのが難発の具体的な特徴。

伸発

 

「あーーーーーーりがとう」

 

こちらは割合的にかなり少ないですが、最初の言葉が伸びてしまう、「伸性」という症状もあります。

 

言葉の最初の音から次の音に移るまでのタイミングが遅く、最初の言葉が引き伸ばされてしまう状態。

 

 

吃音がある人の中には、無理に言葉を絞り出そうとして、しかめっ面になったり、腕を振る、飛び跳ねたりといった動作をし、タイミングをとり、言葉を発する人もいます。

 

以上、これら3つの型は、大抵の場合併発して起こります。

よく見られる吃音を隠すための工夫

 

ある程度吃音が続いている人は、吃音の症状が出ないように、できるだけスムーズに言葉が出るように工夫しています。

 

【言い換え】

言いやすい言葉を選んで話す

 

【挿入】

「あのー」「えー」などという言葉を入れながら話す

 

【置き換え】

言葉の順序を入れ替えて話す

 

【助走】

言いやすい前置きをつけてから話す

 

【随伴症状】

顔や下などに力が入る、体を叩く、腕をふってタイミングを測ってから話す

 

【中止】

言葉が出にくくなると、全てを言わずに黙ってしまう。

 

【回避】

会話、話をする場面から逃げる

 

このように吃音が目立たなくなることで話すこと、会話することに自身がつけば、上記の工夫も意味はあります。

しかし、必ずしも上手くいく時ばかりではありません。

 

「隠すこと」が目的になると「伝えたいこと」を十分に伝えられなくなってしまいがちで悩みはもっと複雑化してくるのです。

特に、話すこと自体を諦めてしまう「回避」は避けたい工夫の方法ですね。

 

しかし、頑張って、頑張って努力しても吃音はゼロにならないときがあります。

そのため、本人が話すこと、会話することに不安を感じ、人とのコミュニケーションや社会参加の妨げになってしまうことがあります。

 

吃音は、たんに「上手く話せない」というだけでなく、生活全体に影響してしまうリスクをはらんでいるのです。

言葉がつっかえる吃音の発症原因は一体何?

 

言葉がつっかえる吃音には、幼児期に他の原因となる疾患がなく起きる【発達性吃音】と、疾患や心的ストレスなどの原因で起こる【獲得性吃音】があります。

 

下記ではそれぞれの特徴をまとめてみました。

発達性吃音

 

小児期にみられる吃音のほとんど、成人でも9割以上の吃音は発達性吃音です。

過去の私もこの発達性吃音に当てはまります。

 

発達性吃音は、幼少期の頃に発症することが多い発達過程の症状で、成長するにつれ自然治癒する人も多いと言われています。

 

その後に渡って症状が残る場合に考慮される原因として、遺伝的要因、発達的要因、環境要因などがあり、これら様々な要因が関わっていると考えられていますが、詳しいことはいまだにわかっておりません。

 獲得性吃音

 

一方、獲得性吃音には主に2種類あります。

 

獲得性神経原性吃音】

→神経学的疾患や脳損傷などにより発症

 

獲得性心因性吃音】

→心的なストレスや外傷体験に続いて生じる

 

どちらも発症時期は主に青年以降(10代後半~)とされています。

 

 

吃音の原因として昔から様々なことが唱えられてきました。

思い浮かぶのは、「真似から始まる」、「左利きを右利きに矯正したから」、「母親のしつけの問題」などでしょうか。

 

しかし、今現在のところこういった考え方はその後の研究者の研究により否定されています。

 

今現在、吃音の原因としてもっとも有力な情報が、「言葉の学習時期に頭の中に一気に増えていく言葉に口がついてこられなくなったため」と言われております。

 

私自身も、この見解には賛成しております。

 

というのも、ぶっちゃけですよ?私自身が左利きであり、正直なところ両親も仲が悪くすごく悪い環境で育ってました。吃音の原因とささやかれている説はほぼほぼ当てはまっている状態なんです。

 

ではなんで?

それは、吃音になってしまった原因を外に求めているから。

 

もうねこれしかないんですよね。今更「なんで俺が吃音になってしまったんだ・・・」「吃音の原因は親なのか。クソ、ふざけんな」

 

・・・ぶっちゃけ原因知ったところでもうおせーから。

 

厳しい言い方になってしまいましたが、吃音になってしまった原因を外に求めてしまうと、必然的にネガティブになり、吃音になってしまったことを親のせいにしたり、周りのせいにし始めたりしてしまうんですよ。

 

もうこれアウト。自分で自分の首を締めていますよ?

まずは、あなたが吃音を受け入れる、向き合っていく状態を作っていくこと。これをしてください。

 

吃音の原因は、「頭が良すぎるから」

このことをしっかりと頭の中に何度も何度も刷り込んでください。

 

 

参考:吃音は遺伝する?家庭環境から脳の働き方まで徹底追求!

参考:「どもりってうつる?」吃音の症状によって周囲に影響はあるのか?

 

言葉がつっかえる吃音を増やす要因

 

誰しも驚いたり、感情が高ぶったりした時などに、言葉がスムーズに出てこなくなるという経験は、吃音でなくても起こりうること。

しかし、吃音がある人はこのような心理的影響を非常に受けやすいと言われております。

 

吃音がある人にとって、あなたは何が一番ストレスになるのかご存知ですか?

・・・そう、周囲の反応ですよね。

 

ただでさえ、周囲が自分の話し方に否定的な反応を示したら、話しにくくなっていきますし、否定的な反応が吃音の症状を増やしていきます。

 

要するに、吃音の症状の増減は周囲の反応次第とも言えるのです。

 

周囲の反応によって吃音がある人が、どのような影響を及ぼすのか下記でお話ししていきますのでじっくり読んでみてください。

ストレスの積み重ねが吃音を増やしてしまう

 

言葉がつっかえたり、詰まったりする吃音は本人が意図して起こしてるのでもなく、起きるわけでもありません。

 

聞き手がいる場面で話すとき、相手の反応が「今の話、面白いね!」「カッコ良かった!」「すごく良い!」と褒められたりしているときは吃音の人は比較的に流暢に話すことが出来ます。

 

これはプラスの反応が吃音の人の話し方に強化されて、良い循環になっているからです。

 

では、逆はどうでしょうか?

 

聞き手がいる場面で、言葉をくり返したり、詰まったりする吃音の症状を出してしまって、相手が「笑う」「真似する」「びっくりする」「せかす」「さえぎる」「話し方を注意する・叱責する」ということをされてしまった場合、吃音の人にマイナスの反応が起きてしまい、吃音の症状がひどくなってしまいます。

 

これは先ほどのプラスの反応の逆で、マイナスの反応が吃音の人の話し方に強化されて、悪循環になってしまっているのです。

さらに、マイナスの反応がもたらす影響はプラス反応の5倍も強いと言われています。

 

ある行動が、その結果として起こる周囲の反応によって、ますます起きやすくなる現象を、心理学用語で「オペラント学習」と言います。

 

話し方にも、この現象が起きていることになり、周囲の否定的な反応は症状を増やすもとになります。

 

吃音の症状を増やさないためには、このマイナスの反応をできるだけ排除していくよう、取り組んでいくことが何よりも大切。

 

どもることに敏感になってくると出てくる「予期・不安」

 

どもることに敏感、心配になっていくと、吃音がある人特有の発話の予期不安が現れていきます。

 

昔から、滑らかに話せないことで、「ストレス」を積み重ねていると、「どもるのは悪いこと」という思いが本人に刷り込まれてしまい、下記の様に吃音の悪循環が始まってしまいます。

 

吃音、どもること=悪いこと

「どもりたくない・どもったらどうしよう」

(予期・不安)

吃音の症状を隠す努力をする、努力し続ける

(吃音を隠す工夫で主に「言い換え」が代表的なもの)

「また、どもってしまった。なんで自分はこんなにどもるんだろう・・・」

(落ち込み/劣等感)

吃音、どもること=悪いこと

・・・・・・無限にループしてしまう。

 

吃音の人が感じる話す前の不安は「どもるのは悪いこと」という前提の中から生まれ、うまく話すことが出来なかった時に経験してきた周囲の否定的な反応によって、そうした思いを強めてしまいます。

 

吃音が目立たなくなることで話すことに自信がつけば、工夫にも意味はありますが、必ずしもうまくいくことばかりではありません。

 

このように、「回避」や「予期・不安」などによって「また、どもってしまった。なんで自分はこんなにどもるんだろう・・・」と自己嫌悪を繰り返さないためにも「どもってもいい!」という強くな心を持たなければいけません。

 

 

 

参考:吃音とストレスの関係性について。吃音の症状を増やす要因は一体何?

【言葉がつっかえる】吃音は病気、発達障害に分類されてしまうのか?

 

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言葉がつっかえる吃音と発達障害との関係性

 

発達障害者支援法の第2条に「この法律において『発達障害』とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠如多動性障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして法令で定めるもの」とあります。

 

このうち「法令で定めるもの」の一つとして発達言語障害があり、発達性言語障害の一つが吃音症であること。

 

吃音は話し方の「クセ」、「個性」のひとつですが、法律的、医学的に一定の線引きをしない限り、支援や治療の対象が無制限に広がってしまうので、そこで「障害」や「病気」として捉えることもあります。

 

吃音を障害として捉えることに抵抗があるひとは少なくないでしょうし、私自身もそう思っているひとりです。

 

ですが、吃音を障害と捉えることでより適切な支援を公的に進めてもらえるというメリットも。

というのも、先ほどお話しした発達障害者支援法に吃音もひとつの障害として分類されており、吃音が支援対象になるから。

 

発達障害支援法とは、脳機能の発達が関係していて幼少期から起きてくる障害を持つ人に対し、国や自治体が責任を持って適切な支援を行なっていくことを定めた法律。

 

自閉症やADHD、LDの診断には専門的な知識が必要ですが、吃音は周りの人が寛易に判断できますので、「うちの弟、もしかして吃音症かも」と思って受診やカウンセリングを受けた場合、まず間違いなく吃音症と診断されます。

 

医療機関で言語療法などを受ける前には診断書が必要で、診断書を出すことで、学校や職場などで特別な配慮を求めやすくなることも。

 

法律で支援対象とされている以上、吃音の悩みは、個人の問題ではなく、国や自治体が積極的に対策を進めていくことが望まれています。

 

まずは、自分の吃音が「恥ずかしい」などの悩みベースなのか、もしくは毎日の生活においての困難や活動の制限がかけられてしまっている「困難ベース」なのかをしっかりと見極めましょう。

 

もし「困難ベース」なのであれば、一度医療機関や自治体などで相談するのも1つの手段。

 

逆に、軽度の吃音の症状なら、「個性のひとつ」と考えて開き直ってしまった方がいいでしょう。

 

実は、「吃音の人が天才かもってご存知ですか?理由を徹底解剖!」でお話ししていますが、あなたの様に吃音や発達障害を抱えたまま実社会で社会的成功をおさめた方や、歴史的偉人が沢山いるんです。

 

あなたも彼らみたいに、これから何らかの成功を収める可能性を秘めているはず。

 

「俺は、発達障害なのか・・・」と落ち込まないで、「俺は天才だ!」と開き直ってしまう、吃音を抱えているあなたにとって大切な考え方になります。

 

吃音があることをマイナスなことに置き換えないで、全てプラスに置き換えてしまう。

これこそ、吃音とのうまい付き合い方なのではないでしょうか?

 

言葉がつっかえる吃音は障害者手帳を取得できるのか?どこからが支援の対象?

 

障害者手帳とは、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳など、障害のある人が取得する手帳。

一方、療育手帳は知的障害のある方に向けて作られたもの。

 

もしあなたの吃音の症状が「困難ベース」で障害者手帳を取得したいのであれば、医師の診断があれば、精神障害者福祉手帳を取得し、行政の支援を受けることができます。

 

受けられるサービスは、障害の種類や程度によって異なります。

 

1級 精神障害であって、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの(概ね障害年金1級に相当)
2級 精神障害であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの(概ね障害年金2級に相当)
3級  精神障害であって、日常生活若しくは社会生活が制限を受けるか、又は日常生活若しくは社会生活に制限を加えることを必要とする程度のもの(概ね障害年金3級に相当)

厚生労働省:治療や生活に役立つ情報より引用

 

基本的にこのサイトを見ているあなたは当てはまるとしたら3級に当てはまるのではないでしょうか?

 

手帳の申請には、医療機関の診断書が必要になり、基準に当てはまれば手帳は取れますが、そもそも吃音に対する理解ができる医師が少ないため、基準に当てはまるかを判断できる診断書がでてこないという問題がある。

 

そのため、診断書を作ってもらう際は、病院選びも慎重に行うこと。

障害者手帳の取得は、今一度メリットなどもきちんと確認した上で判断されるのが良いです。

 

吃音の人が障害者手帳を取得する・しないの判断基準として

 

  • 吃音であることが恥ずかしいなどの「悩みベース」→「話し方の個性」として受け入れるべき
  • 生活に支障がきたしてしまうほどの重症である「困難ベース」→取得を考えてもいい

 

あくまでも、「取得を考えてもいい」です。

というもの、これから「これから吃音を克服したい!」と考えているあなたには、「吃音がある俺って天才」と思ってもらう側にいて欲しいから。

 

「吃音であること自体を人生のプラスとして考える」

これは吃音であるあなたがこれから克服しようとする上でもっとも大切なことのひとつとなっていきます。

 

下記の記事では、吃音の人が障害者手帳を持つことのメリット・デメリットを解説していますので、じっくり読んでみてください。

 

参考:吃音者は障害者手帳を持てる?メリット、デメリットを徹底解説!

参考:吃音の重症度チェック。自分の症状は軽度〜重度?治療は必要なのか検査しよう

【言葉がつっかえる】吃音の改善・克服方法を完全解説

 

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「言葉がつっかえる吃音って治療方法はあるの?」

 

正直にぶっちゃけますと、未だに確立された治療法はありません。

 

しかし、吃音の症状を改善するための方法は複数あり、それをすることによって「吃音が気にならなくなった」と、吃音の症状がゼロ!は難しくても、症状を改善して悩みの軽減は可能。

 

その結果、吃音を克服することができるようになると私自身の経験を踏まえて断言します。本当に。

ということでこの項目では、吃音の克服方法について詳しくお話ししていきます。

「話して伝えること」にこだわり過ぎない

 

長年吃音に悩まされていると、完璧にスラスラ話せる状態になることが最終的なゴールであるように思いがち。

しかし、本当に大切なのは人と人とが考えや気持ちを伝え合い、通じ合うこと、つまりコミュニケーションが取れるようになること。

 

話すことの本当の目的は「伝えたいことを伝えること」

あなたと会話している相手は、アナウンサーのような完璧な発音やはっきりとした話し方を求めていませんよ。

 

メラビアンの法則とは、1971年にアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した概念で、話し手が聞き手に与える影響を、研究と実験に基づいて数値化したものです。別名「3Vの法則」や「7・38・55ルール」と呼ばれる事もあります。

具体的には、話し手が聞き手に与える影響は「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」の3つから構成され、それぞれの情報の影響力は以下の割合であるというものです。

  • 言語情報(Verbal)…7%
  • 聴覚情報(Vocal)…38%
  • 視覚情報(Visual)…55%

メラビアンの法則とはより引用

上記の図を見てわかる通り、言葉はコミュニケーションを成り立たせる要素の一つにすぎません。

むしろ言葉以外の様子から伝わる情報の方が多いとも言われています。

 

吃音があっても今すぐ出来る、相手との効果的なコミュニケーション方法は下記の3つ。

顔の表情

 

同じ言葉でも、それを口にするときの表情から相手はあなたの気持ちを察してくれています。

長々とした言葉を発するよりも、表情ひとつで伝わることの方が大きいこともあります。

 

また、笑顔はコミュニケーションをとる上で最も大切な手段の一つ。

たとえあなたが言葉に詰まってしまったとしても、ニッコリと微笑めば十分に気持ちを伝えられますよ。

アイコンタクト

 

「どもりたくない」、「どもったらどうしよう」という思いが強いと、相手の顔を見ずに自分が話すことだけに精一杯になりがち。

顔を上げて、会話の合間合間だけでもいいので少しずつ相手の顔を見て話すことを心がけてみましょう。

 

視線を交わしながら話すことで、「あなたの話を聞いていますよ」ということを伝えられますし、「自分の話が伝わっているかどうか」を確認することだってできますよ。

ジェスチャー

 

感謝の気持ちを伝える時はきちんと頭を下げる。

嬉しい時は、ニッコリ笑って手を叩く。

 

何か疑問に思ったことがあれば、首をかしげる。

このように身振り手振りを意識することが出来るようになると、相手に気持ちや考えはグンっと伝わりやすくなります。

吃音を隠す努力はなるべくしないこと

 

吃音を隠すことばかりに日々集中してしまうと、人に不自然な印象を与えてしまうことも。

吃音を「隠そう!」とコントロールしているつもりで、実は吃音にあなたがコントロールされていることに気づく必要があります。

 

吃音が目立たないように言葉を選んだり、話きらずに会話を終えたりしていると、あなたの本当の考えや気持ちは伝わりにくくなっていきます。

 

話したいことを、話そうとしていた言葉のまま、最後まで話通すことで周囲の誤解は減ります。

 

人との関わりを広げ、深めていくためにも、吃音を隠す努力はなるべくしない方が懸命。

また、話し方は自分の一部分にすぎず、他にもあなたの中にある「自分の強み」を磨いていくことに注力していきましょう。

 

こうした取り組みを続けていくうちに、一部だけで判断されたり、判断されたような気持ちがしたりして落ち込むことも少なくなっていくはず。

正しいテクニックを身に着ける

 

「自分は話し下手だから、なるべく話さないようにしている」という発話の回避はなんの解決にもなりません。

吃音の悩みが大きすぎる場合には、楽に話せるテクニックを身に着けることが話す意欲の回復に繋がることがあります。

 

どもらない話し方をわかっていれば、「どもってもなんとかなる」と思え、日々の生活の中で話し続けるうちに、楽に話せることも増えていきます。

 

吃音がある人は、言葉を絞り出そうとして、発声とは関係のない体の筋肉にまで力が入って緊張し、息を止め、舌や口が固まっている傾向が多く見られています。

 

吃音を出にくくするどもらない話し方を簡単に紹介しますと下記の通り。

【ゆっくり】

 

はじめの言葉をゆっくり、引き伸ばすように話す。

【そっと】

 

唇や舌に力を入れすぎないで、軽く触れる程度にしておく。

【柔らかく】

 

喉を締め付けず、柔らかい声で話し始める。

【どもりそうになったらストップ】

 

余計な力が入っていないか?力を抜いてから声を出してみる。

 

このように、なかなか声が出ずに苦しい時は、楽に声を出す方法を試してみましょう。

ただし、必ず成功させようとしても難しいものなので、どもってしまっても大丈夫。

 

話すという行動が何よりも大切。

 

 

 

参考:吃音のトレーニング方法はある?吃音、どもりの改善方法を徹底解説!

自己肯定感を育てる

 

自分の価値を認め尊重できることを「自己肯定感」と言います。

簡単に言い換えますと、何事もポジティブに考える力、そしてそれを行動に起こせる力がある人のこと。

 

小さい頃って「自分なら何でもできる!」って根拠もない自信があったし、「できるかな?できないかな?」と考える隙もなくやりたいと思ったことに飛びついていましたよね?

 

歳を重ねるにつれて、「私はこうあるべき」という常識に縛られて、こう言った根拠のない自信や飛びつく力って衰えていくのかなと感じます。

 

物事をプラスに捉える力を例えるとすれば、雨の日って多くの人は嫌いじゃないですか?

でもそれを自己肯定感が高い人は「雨の日って風情があって素敵だな」といい方向に捉えることができてしまうんですよね。

 

このように物事って何でも見る角度によって異なります。

「雨の日を楽しもう!」という思考のもとに雨の日を楽しむ行動をするから幸せを感じることができ、自己成長を実感できる。

 

そうやっていくうちに、だんだんと自信がついていき自分のことが好きになっていくのです。

 

 

 

参考:吃音は気にしない、これはいい!気の持ちようで言葉のどもりで泣く人、笑う人

周りの環境を変える

 

職場や学校など、今自分がどういった環境に身を置いているか?あなたのコミュニケーション環境がどのようなものかを知り、よりコミュニケーションを取りやすい環境になるようにしていく方法。

 

例えば、重度の吃音に悩んでいても、職場でどもりへの理解をしていれば仕事をこなすことができます。

このように、吃音に対して否定的な反応を起こす環境に身を置かないことが大切。

 

すなわち、どもっているけれど、自分も周囲の人も気にしていない状態にすることで吃音を軽減することが出来るのです。

 

 

 

参考:吃音が“つらい”と思ったら見てください。

発話の成功体験を身体に染み込ませる

 

吃音の人には、すでに吃音の症状が出やすい、どもりやすい言葉やパターンがあるかと思います。

 

例えば職場の電話応対のシーン。

電話で会社名をどもってしまった経験から、次に電話に出る時に「さっきどもっちゃったから、また会社名どもっちゃうかも・・・」とあなた自身がその吃音が出るパターンを頭の中で作り出してしまっています。

 

それでは逆に、これと同じことを成功した時に例えたらどうでしょうか?

そうです。同じように上手く話せた状態のあなたの発話パターンが作り出せてしまいます。

 

1回でも上手く会社名を言えることが出来たら、それをめい一杯喜び何度も頭の中で良かった記憶として、繰り返して見ることが何よりも大切。

 

良くも悪くも感情は、あなたの吃音の発話回路を強化しますので、大事なことはあなたが会社名を言えた喜びの感情を絡めて思い返すということ。

 

そうすることで、今まで会社名でどもっていた吃音の発話パターンとは別に、発話のルートが出来上がるのです。

そうなってくると、10回中10回、名前が出てこなかったのが、10回中8回に減ってきたりします。

 

このように、少しの自分の変化を喜び、頭の中で上手く話せた時のことを何度も楽しみながら想像してみることで吃音で会社名が言えないといった確率を減らすことが可能。

 

失敗したことよりも成功したことを想像し喜びましょう。

 

そうすることで、あなたが吃音で悩んでいた、会社名が言えないのを徐々に改善できるようになり、回復のスパイラルが生まれるでしょう。

吃音があることを素直に認め、許し、感謝する

 

そして最後のはとっておきの方法!信じられないかもしれませんが効果抜群です。

結論から、あなたが今すべきことは「吃音であった自分の過去を変える」こと。

 

「は?何言ってるんだ?」ってツッコミを入れたくなる気持ちも十分に理解できます。

なぜなら私自身も昔はあなたと同じ吃音症であることを憎み、悩み苦しんでいたのですから。

 

昔の嫌なことは、オセロのコマと一緒。

黒いコマを自分の心の中でクルっと白にひっくり返して、みんないいことに変えてしまえばいいんです。

 

例えば、子供の頃親に全然可愛がわれた記憶がなくても、「お父さんとお母さんが可愛がってくれたから、今の自分がいるんだ」というようにします。

 

今まで生きてきたということは、親がご飯を食べさせてくれたから、ミルクをくれた、おしめを替えてくれたから。

 

決して裕福でもないのに、学校にも行かせてくれた。と、黒を白に変えればいいんです。

だから、今の自分がいるんだと思ってみてください。

 

ありがたくないことばかり覚えていて、「ああしてくれなかった」「こんなことされた」と口に出しても、自分も不幸せ、周囲の人も不幸せ。

私自身は、吃音やアトピーで自分のことを産んでくれた親に対し、学生時代からずっっっっっっっと恨んでいました。

 

「なんでこんな話し方なんだよ」、「なんでこんな身体で産んだんだよ」「なんで・・・・」

ずっっっっっっと親のせいにばかりしていたダメな男でした。

 

それを、「こんなわがままな俺を立派に育ててくれてありがとな」、「吃音やアトピーのおかげで他の人では真似することができない体験をたくさんしてきたよ。本当にありがとう」

 

と、素直に親を許し、感謝することができたのです。

 

許すことができれば心は穏やかになります。

つまり、「許す」とは「緩む」ことでもあるんですよね。

 

だから、過去を変えればいいんです。

過去を変えると、過去だけでなく、今の自分の人生全部が幸せになります。

 

ありのままの自分を素直に受け止める、そして吃音を克服する覚悟をすることが本当の吃音克服へのスタートです。

まとめ

 

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今回は「言葉がつっかえるのは病気?発達障害?吃音の症状や原因、克服方法を完全解説」についてお話ししていきました。

 

言葉がつっかえる吃音の症状は主に、「連発」「難発」「伸発」からなっており、吃音が発症するのは幼児期の段階がほとんどで、原因は未だに解明されていない。

 

吃音は話し方の「クセ」、「個性」のひとつですが、法律的、医学的に一定の線引きをしない限り、支援や治療の対象が無制限に広がってしまうので、そこで「障害」や「病気」として捉えることもある。

 

一定期間の時間が必要ですが、吃音としっかりと向き合っていけばあなた次第で吃音は克服できます。

冒頭でもお話しした通り重要なポイントは下記の2つ

 

  1. まずはその吃音の症状をまずはきちんと理解し、吃音と真っ向から向き合っていくこと。
  2. 吃音克服のために「自分を変える」という覚悟をすること

 

今回お話しした克服方法は生半可な気持ちでは実践することはできないでしょう。

でも、あなたが本当に吃音を「克服したい、克服して好きなことをしたい」と思っているならば、やってやるしかないですよね。

 

吃音なんてぶっ飛ばして、もっと自分らしく生きてやりましょう!

 

あなたならできる!絶対に

 

 

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