ことばの教室,吃音,短所,長所,小学校

 

自分の子どもが小学生になったら、小学校に併設されている「ことばの教室」に通級させてあげて、吃音を持っている子どもに、吃音との付き合い方を学ばせてあげるのも方法の1つです。

「ことばの教室ってどんなところなの?」、「ことばの教室で吃音は治るの?」、「子供をそんなところに通わせるのはなんか不安です・・・」と、吃音と「ことばの教室」がどう関係するのか疑問に思ったり、心配されているのではないでしょうか?

 

最初に簡単に説明しますと、「ことばの教室」とは、

 

子どもの話す意欲と自信を育てる場所

 

私自身も、実は小学校1年生の時に少しだけですが、学校が終わったら同じ町内にある近隣の小学校へ通級していました。当時は「なんで学校が終わったら、また違う学校に行くんだろ?」と少し疑問に思っていました。

自身が吃音症であるとわかった瞬間に、この当時の疑問が晴れたわけです。

 

今回の記事は、「ことばの教室」に子どもを通級させる、長所・短所の説明、利用の仕方、そして私自身の体験をあなたにお話ししたいと思います。

 

【ことばの教室】利用のしかた

 

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小学校以降も子どもの吃音の症状が続き、親自身が対応に迷っているなら、「ことばの教室」の通級も検討してみましょう。

しかし、「ことばの教室」に通わなかったからといって、子どもの吃音がひどくなるといったことは決してないということ。

 

ただし、子どもは親に素直に悩みを打ち明けられないもの。

子どもの学校生活において、吃音が原因でからかわれたり、いつも1人で過ごしている・・・といった、何か気がかりなことがあれば相談だけでもしておくことが賢明。

 

ここでは「ことばの教室」の利用までの流れを簡単に説明します。

 

Step.1【通級の申し込み】

 

担任の先生や校長先生を通じて通級を申し込む。

教室の様子などが知りたいのであれば、申し込み前でも相談できます!相談した上で通級するかどうか判断しても大丈夫です。

Step.2【面談】

 

本人と保護者で、「ことばの教室」へ。担当の先生がお子さんの吃音の状態や、日頃の様子を聞き取ったりします。

Step.3【審査】

 

自治体の教育委員会で、通級指導が必要かどうかを検討します。子どもの状態、教室の定員状況などによって、通級指導が行われないこともあります。

Step.4【通級指導開始】

 

通級日を決めて、担当の先生と子どもがマンツーマンで学習を進めます。毎回、親も同伴するという形になります。

 

 

【ことばの教室】「ことばの教室」の長所、短所

 

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吃音の話題を避けてきた家庭では、子どもに「ことばの教室」の利用を勧めにくいかもしれませんが、子どもも小学生くらいになれば、自分の話し方について本人は何かしら意識しているもの。

吃音についてオープンに話せる関係を作るためにも、「こうゆうところもあるよ」と子どもに伝えながら、希望を聞いて見るのも1つの対応。

 

ここでは、「ことばの教室」での通級指導の長所と短所をあなたにお伝えします。

 

「ことばの教室」の長所

 

  1. マンツーマンで指導を受けられるので、一人一人を大切に指導してもらえる。
  2. 「ことばの教室」と在籍校とのパイプがあるため、吃音への理解を学校に広げやすくできる。
  3. 本人も保護者も吃音についてしっかりと学ぶことができ、情報も得やすい。
  4. 本人だけではなく、親の相談も聞いてくれる
  5. 「ことばの教室」は昭和40年代から公立小学校に併設された歴史ある制度

 

「ことばの教室」の短所

 

  1. 毎年、担当の先生が変わる可能性がある。
  2. 通級時には通常授業を受けられないことを本人が嫌がることがある。

 

「ことばの教室」は、教育機関ですので、無料ですし、欠席になりませんが、在籍学級を抜けて「ことばの教室」に通うときに、他の子に「どこ行くの?」「どうして?」と言われていないか注意する必要があり、それを防ぐにも担任の先生との協力もありますが、やはり一番はオープンにすることが大切。

 

【ことばの教室】管理人の体験

 

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冒頭でも少し触れましたが、私自身も小学校1年生の時に「ことばの教室」に少しだけ通級していて、私の通っていた学校では、学校内に併設されていなかったため、同じ町内の近隣の学校での通級となりました。

当時のことは、あまり詳しく覚えていないのですが最初は、「自分と同じ喋り方の人がいる!」と、同じ教室にいた子に思いましたね。

 

でも、当時は全然そんなこと気にせずに、そこで友達になった“あつし君”と一緒に大っきなトランポリンでじゃれ合って遊んだりした記憶が今でも鮮明に覚えています。

家で1人で遊ぶより100倍あつし君と遊んでいたほうが楽しかったですし、「もうこんな時間なんだ・・・まだ帰りたくない」と言っていたほど。

 

少ししてなぜかわかりませんが、あつし君と一緒に通級できなくなり、私1人で通級することになり、それと同時に担当の先生も変わってしまい、マンツーマン指導になってしまったのです。

私は当時、それがすっごく嫌で、母親に「もう行きたくない」と言った記憶がありますね。

 

子供ながらに、マンツーマンでやる気まずさに耐えきれなかったことや、自分の好き勝手に遊ぶことができなくなったのが原因。

 

私自身の経験から言わせてもらいますと、やっぱり楽しく通級できることが何よりも大切。

子供に強制してまで通級させるものでもないな、というのが私の見解です。

 

まとめ

 

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いかがでしたか?

最後にまとめますと

 

「ことばの教室」とは、話し方の訓練というより、子どもの話す意欲と自信を育てる場所。

 

「ことばの教室」に通わなかったからといって、子どもの吃音がひどくなるといったことは決してないということ。

 

本人も保護者も吃音についてしっかりと学ぶことができますが、それよりも子供自身が楽しく通級できることが何よりも大切。

 

この記事で、吃音の向き合い方の1つとして、「ことばの教室」というものがあるということと、「ことばの教室」を通う際の長所・短所を理解していただけたら嬉しいです。